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森の声

2011.11.04
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昨日は
人間がちゃんと仕事をして、ちゃんと社会人として自立して生きていくためには「個人としての能力」と「社会人としての能力」の二種類の能力が必要になります。

と書きました。

でも、その「社会人としての能力」にも二種類あるような気がします。それは、「社会の中で生きる能力」と「社会を創る能力」です。

これはどんな場合でも同じですが、「道具を使う能力」と「道具を創る能力」は同じではありません。作品を鑑賞、批評する能力と、作品を創る能力は同じではありません。一般的に、創ることが出来る人は使うことも、批評することも出来ますが、使っているだけの人は創ることが出来ません。創るだけでなく、具合が悪くなっても直すことも出来ない人がほとんどです。

からだを使いコントロールしているのは「意識や脳の働き」ですが、からだを維持しているのは「生命の働き」です。

ちなみに「生命の働き」はからだを創り続けることで「からだ」を維持しています。受精と共に始まった細胞分裂はその人が死ぬまで決して止まりません。生命の働きがからだを創り続けることを止めたら、その時点からからだは腐り始めるのです。

というか、実際には腐っているのですが、それと同じ量だけ創られ続けているから全体としては生命を維持することが出来ているのです。

それは人工衛星が遠心力と重力とのバランスで地球を回り続けている原理と同じです。

生命は蝋人形とは違うので、常に創られ続けていなければやがて消えてしまうのです。

そして「社会」も一つの生き物です。ですから、創り続けていないと腐り始めます。でも現代人はみんな、「社会の中でどのように有利に生きるか」という事ばかりに夢中で、その社会を創り続けることには無関心です。「社会」というものを「自分たちで創るもの」ではなく、「最初から与えられたもの」というように考えているのでしょう。

それは、地球環境や自然に対しても同じです。

昔の人達は地球環境や自然とバランスを保ちながら「共に」生きていました。言い換えると、それは「地球や自然が自己再生する働きを邪魔しない」という生き方です。人間が地球や自然を創っているわけではありませんが、地球や自然の「自己再生」を邪魔しないという形で、地球や自然の創造に関わっていたのです。

でも、現代人は地球や自然から搾取することばかり考えて、その再生を手伝おうとはしていません。地球や自然を「神様が人間に与えた資源」と考えているようです。だから、搾取されているばかりの地球や自然は、どんどんその生命力を失ってしまっているのです。

それで「環境を保護しなければいけない」と訴える人達がいるのですが、でも、「再生を手伝う」ということと「保護すること」は全く異なることです。

主人公が違うのです。

これは子どもが心やからだを病んだ時も同じです。確かに、一時的には保護することも大切です。でも、保護し続けることは子どものためになりません。最終的には子どもが自らの力で生きていくように支えること、つまり保護を必要としなくなるように関わることが大切なんです。

そうでないと保護する人達の自己満足だけで終わってしまいます。

植林をしたり、養殖をしたり、保護区を作ったりして地球や自然を守ろうとしても、最終的にはそういうものを必要としない状態にならない限り、地球や自然は再生しないのです。そして、その生命力はどんどん萎えていくばかりです。

ここで、話を「社会」の問題に戻します。
社会も生き物です。そして、神様が与えてくれたものではなく、人間が創り出したものです。だから、受け身的にその中で生活するだけでなく、その中で生活する人達が意識的に創り続けていないと消えてしまいます。

それが一番分かりやすいのは、「社会の最小単位」と言われている「家族」という名の社会です。

家族の構成員が、みんな他の家族に依存した生活ばかりをしていて、お互いに助け合うという事がなければ、その家族は崩壊します。

「家族」は与えられたものではなく、常に家族全員で創り、守り続けるものなのです。そうしないと消えてしまうものなのです。

またそれは、子どもたちの「遊び仲間」でも、趣味などの集まりでも、PTAでも同じです。その集まりの構成員が、その集まりに依存したり、その集まりを利用しようとするばかりでは、その集まりは崩壊してしまうのです。

私たちが生きているもっと大きな社会も、基本的には同じ原理によって支えられています。ただ規模が大きいから、その仕組みが見えにくくなってしまっているだけです。






Last updated  2011.11.04 11:53:10
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