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森の声さん

本当の幸ってなんだろう?

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2015.05.14
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カテゴリ:カテゴリ未分類
お二人の方が「種」を育てて「木」になった絵を送って下さいました。

「ちょこっとや」さん
昨日の種を木に育ててみました!
4才の娘は、種を植えて木を育てる、という設定にコーフンし、ワーキャー言いながらとっても楽しそうに描いていました。

赤い線のような幹の木が娘の育てた木で、何度も「お水をあげるの」と水を描きながら、やがてはドングリ・トマト・イチゴ・りんご・バナナ、と好きなものがたくさん実って、おさるもいっぴき遊びにきたし、1時間もたった頃には収穫して私や夫にわけてくれるまでになりました。

寝る前の遊びの時間に描いたんですが、描きあがってから「寝る部屋にもっていく」と言い、「木ィさんと寝るねん」と言って枕元に絵を置いて寝ました。 
子どもがこんなに喜んでいて、私もとても嬉しかったです。

絵は苦手と自任する私も、楽しく描けました。「育てる」という物語、時間の流れがあるのがよくて、描きたいという気持ちが広がりました。
何かを描き足していくのが、絵をうまく仕上げるためではなくて、木が育っていくのに従うから、という感覚が楽しかったです。

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「かあちゃん」さん
木の絵、描いてみました。
息子の木はどんどん上に伸びて、色んな色の実がなったようです。

私は描きながら、横に広い木の中は水がたくさん入って葉のように出てきて、また実がなった絵になりました。行き当たりばったりで描いてしまいました。

2歳の次男も根っこを描いたようです。どんどん先にクレヨンを伸ばしたいようでもっと繋げてと催促されました。

久々に絵を描いて楽しかったです。
ワークショップ、またやりたいです!

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どうですか。みんな素敵でしょ。
見るときも、描く時も、それを楽しむことが出来る人は、「物語」を見たり描いたりしているのです。


実はこのワークにはまだ先があって、今度は

 じゃあ、あなたが育てた木はどんなところに立っていたいですか
 山の上ですか
 池の畔ですか
 海の近くですか
 森の中ですか
 仲間と一緒に立っていたいですか
 一人で立っていたいですか
 鳥さんや動物さんも来て欲しいですか
 足下にはどんなお花が咲いていますか

という課題を与えることで「背景」が生まれるのです。

すると「世界」がますます広がり、もっともっと多くの物語が生まれます。
ですからもっともっと画用紙が必要になります。

実はこの「お絵描きワークショップ」には終わりがないのです。

それは私たちが生きている世界そのものだからです。

私たちが「絵」と呼んでいるものは、その「終わりのない物語」の一瞬を切り取ったものに過ぎません。


以下はフェルメールの「牛乳を注ぐ女」ですが、この絵はただ「女の人」や「壁」や「パン」や「牛乳」といった「物」を描いているのではなく、「物語」を描いているのです。

fer

それはこの女の人も物語でもあるし、フェルメール自身の物語でもあります。

だから見飽きないのです。

このことは静物画のような、一見「物」を描いただけのような絵でも同じです。

以下はセザンヌの静物ですが、この絵にも「物語」が描き込まれているのです。

sez

「絵」とは「物を描く」ことではなく「物語(時間)を描く」ことなんです。だからこそ正解などないのです。


何が描いてあるのか分からないような抽象画でさえそれは同じです。

抽象画では、「色や形の物語」、そしてそれらの「関係性が作り出す物語」が描き込まれているのです。

「赤」には「赤の物語」があり、「青」には「青の物語」があります。
「四角」には「四角の物語」があり、「丸」には「丸の物語」があります。

だから子どもは「色」にこだわるのです。大人にとっては「色」は「物の属性」に過ぎませんが、子どもにとっては「色」は「物語」でもあるのです。

子ども達が「ドラエモン」が大好きなのは、ドラエモン」というキャラクターだけでなく、あの形が持っている物語が好きだからでもあります。


私は若い頃、一年間ぐらいですが里見勝蔵という先生の所に通って絵を学んでいました。先生のお宅で描いたのではなく、描いたものを持っていって見てもらっていたのですが、その時先生が言われたのが、「リンゴが一つあって、そこにもう一つリンゴが来たらそこで物語が生まれるんだ」というようなことです。
(実際にはこういう表現ではありませんでしたが内容的にはこういうことです。)

分かりますか。ですから、リンゴの置き方を変えると物語も変わるのです。

「横に転がっているリンゴ」と「ちゃんと立っているリンゴ」とでは、色や形は同じでも、世界との関係性が変わってくるので、そこに含まれる「物語」も変わってくるのです。

絵を描く時には「正確に写し取る」こと以上に、その「物語」を感じ、表現することが大切なんです。
その「物語」を感じるから、描くことが楽しくなるし、いつまでも見飽きないのです。

これはおうちでも簡単にできます。私も子どもが小さいときに、お盆の上に、コップやミカンなどをどう配置するのかという遊びをしました。

落ち葉を拾ってきて載せてもいいです。
二枚の落ち葉を並べて隣に置くのと、とんがった方を付き合わせておくのとでは違う物語が生まれます。
重ねて置くのも違う物語が生まれます。

そういうことを楽しむ感性が絵を見たり描いたりする楽しさにつながるのです。
子どもと一緒に出来る遊びですから、是非お試しあれ。

子どもが楽しくお絵描きが出来るのは「物語」を描いているからです。
大人になって絵を描くことが苦手になるのは、「物語」が失われた、単なる「物」を描こうとしてしまうからです。

だから「上手下手」にこだわるようになってしまうのです。

「物語」には上手下手などありません。でも、ただ物を描くだけなら正確さが要求されます。そこで、上手下手も生まれます。

「子育て」も、「子どもの物語」を感じることが出来れば楽しくなります。
そうでないと、単なる「苦しい作業」になってしまいます。

里見勝蔵【さとみかつぞう】

洋画家。京都市生れ。東京美術学校卒業後,1921年―1925年フランスに留学し,ブラマンクにフォービスムを学んだ。その後二科会会員となり,1926年佐伯祐三,前田寛治らと〈1930年協会〉を結成,さらに1930年二科会を脱退して独立美術協会を興し,フォーブの運動を展開した。

非常にユニークな先生でした。





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Last updated  2015.05.14 09:19:29
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