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森の声

森の声

2017.10.23
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カテゴリ:カテゴリ未分類
子どもの育ちには「父性」と「母性」という二つの価値観が必要です。

その時、お父さんがお母さんの言いなりになって動くだけだったり、お母さんがお父さんの言いなりになって動くだけだと、どちらかが欠けてしまって、子どもはバランス良く成長できなくなってしまいます。

ですから、イクメンでもお父さんが「お父さん」として積極的に子育てに参加するのならいいのですが、単に「お母さん」の代理人として子育てに参加するだけの育児参加なら、子どもの育ちはバランスを欠くことになってしまうのです。

ただ、この「父性」と「母性」には誤解も多いです。

それはこの「父」とか「母」というような性別に直結した名前が良くないのでしょう。

「父性」とか「母性」というものは一種の価値観ですから、基本的には性別は関係がないのです。

そのため、実際には「父性的な考え方をする女性」もいれば、「母性的な考え方をする男性」もいます。

ただ、一般的な傾向として「男性は父性的な価値観を持ちやすく、女性は母性的な価値観を持ちやすい」という現実はあります。

それは多分ホルモンの違いが大きく影響しているのだと思います。

だから「父性」と「母性」という名前が付いたのでしょう。

また、子どもの育ちには「父性」と「母性」の二つの価値観が必要ですが、これは別に親が与えなくても、外部の人に依存してもいいのです。

シングルマザーの人はよく、「私はお母さんの役割だけでなくお父さんの役割もしなければいけない」などと言いますが、実際にはそれは出来ないのです。

お母さんはそのつもりでも、子どもはお母さんに「母性」を求めてくるからです。

「じゃあ、父性はどうするのだ、シングルでは子どもはちゃんと育たないのか」というとそれも違います。

様々な地域に、子どもたちを集めて様々な活動をしているようなグループがありますが、子どもをそのような活動に参加させることでも子どもは「父性」と出会い、「父性的な価値観」を育てることが出来るからです。

一番良くないのは、一人だけで頑張って、子どもを囲い込んでしまうことなんです。
どんなに優秀なお母さんであっても、子どもを一人で育てることは出来ないのです。

じゃあ、「母性」とは何か、「父性」とは何か、ということです。

これは私の考えですから、他の人には他の考えもあると思いますが、私は「母性」とは「許し、信じること」だと思っています。

それに対して「父性」は「導き、励ますこと」だと思っています。

「母性」は「今」を肯定し、「父性」は「未来に向かっての道筋を示すこと」というような言い方も出来ると思います。

「出来なくてもいいんだよ」「失敗してもいいんだよ」「学校に行けなくてもいいんだよ」というのが母性的な価値観です。

だからといって、そのままでいいということではありませんよね。
大人になってまで、「出来なくていいんだよ」、「失敗してもいいんだよ」、「会社に行かなくてもいいんだよ」という感覚では、社会生活が出来なくなってしまいますから。

お母さんもお父さんも「守ってくれる人」です。だから、お父さんやお母さんと一緒に暮らしている間は、母性的な保護によって守られています。

でも、子どもはやがて親から離れます。というか、大人になってまで子どものような生活をされても困ります。

そんな時には、「父性的な価値観」が子どもを導き支えてくれるのです。

だから、子どもは、「母性」によって守られながらも、「父性」を学んでいく必要があるのです。

これは子どもの年令によっても異なってきます。

3才までの子どもに必要なのは母性だけです。

でも、5才、7才と子どもが社会的な活動に参加する度合いが多くなるに従い、父性的な要素が必要になってくるのです。

それに伴い「お父さん」の役割も増えてきます。

そして、14才頃になったら、子どもは母性的な関わり合いを拒否し始めます。

お母さんは「守ってあげなければ」と思い、子どもが幼かった頃のように母性的な感性で関わろうとするのですが、子どもはそれを拒否するのです。

それがいわゆる「反抗期」です。

お父さんに対する反抗も始まりますが、それは、子どもの中で育ってきた「父性」と、お父さんの「父性」がぶつかるからです。

ちなみに、女の子にとっても「父性」の育ちは大切です。
男の子にとっても、「母性」の育ちは大切です。

この父性と母性の違いは様々な所で見ることが出来ます。

西洋は父性的な価値観が強い文化です。

東洋は母性的な価値観が強い文化です。

ユダヤ教、イスラム教は、父性的な価値観が強い宗教です。

キリスト教や仏教は、母性的な価値観が強い宗教です。
(この「キリスト教」とは、西洋文明の中のキリスト教ではなく、キリストが説いたキリスト教です。)

ただ問題は、今の日本には、「歪んだ父性」、「歪んだ母性」に支配されている人が多いということです。

そのような人達は「あなたのためよ」という「押しつけ」と「支配」によって、子どもを束縛したり、追い立てたりしています。

「束縛」と「保護」を勘違いしている人も多いです。
「指導」と「強制」を勘違いしている人も多いです。

そのような人達は、子どもと対等な位置に立っていないのです。

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Last updated  2017.10.23 15:12:07
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