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まずは、根拠を確認… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

2019.06.08
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大人を基準にしてみたら、子どもは欠点だらけです。

子育ての相談を受けても、

落ち着きがない、我慢が足らない、ルールを守らない、静かにしない、言いつけを守らない、何遍言っても同じことをする、何遍約束させても守られない、いたずらばかりする、ちゃんと最後までやらない、手を洗わない、ゲームばかりしている、スマホやテレビばかり見ている、

などと、子どもの欠点ばかりをズラズラあげてきます。

でも、それが「子どもという生き物」の生態なんですから、どうしようも出来ないのです。

それは「猫が芸をしない」とか「犬が木に登らない」というような無茶な要求と同じレベルのものです。

どんなにしつけ上手な人でも、猫に「猫らしくないこと」や、犬に「犬らしくないこと」をやらせようとしても出来ませんよね。
ぶっても、叩いても、おだてても、お菓子をあげても、出来ないものは出来ないのです。

ぶたれたり叩かれれば、ぶつことや叩くことを止めさせるために「もうしません」とか「次はちゃんとやります」などと言いますが、それは、お母さんやお父さんに叩いたりぶつことを止めてもらうために言っているだけで、自分自身の決意を言っているわけではありません。

なぜなら、幼い子どもには「約束を守る」という能力自体が無いからです。

「えー!」と驚かれる人もいるかも知れませんが、子どもとはそういう生き物なんです。

お母さん達は自分の努力の結果が出ないことを子どものせいにして悩んでいますが、子ども自身にも出来ないことを子どもに要求しても結果が出るわけがないのです。

「子育ての苦しみ」の多くは、「子どもにも出来ないようなこと」を子どもに要求することで生まれているのです。

その時、お母さんも苦しいかも知れませんが、子どもはもっと苦しいのです。
本来は優しく愛してくれるはずのお母さんやお父さんから、どんなに頑張っても出来ないような要求ばかりを突きつけられ、存在を否定するような言葉を浴びせられ、愛ではなく痛みや苦しみを与えられているのですから。

ではどうして、我が子に「出来もしないこと」を要求してしまうのかというと、周囲を見渡すと出来ている子もいるからです。

これは上に書いたことと矛盾しているように思えますが、私が上に書いたのは「子どもという生き物の初期状態」に過ぎません。子どもは成長することで自分の状態を変えていくことが出来るので、実際の成長の状態には個人差があるのです。

子どもは大人がやらせようとしても出来ないのですが、成長を支えてあげていれば、自分の力で少しずつ出来るようになっていくのです。

赤ちゃんはみんな最初はお話が出来ません。でも、常に大人が話しかけていれば赤ちゃんは言葉を覚え、少しずつ自分の意思で話し始めますよね。それと同じです。

でも、子育てに苦しんでいる人ほど、子どもの成長を支えようとせずに、一方的に自分の要求を子どもに押しつけるような子育てをしているのです。

だから子どもは成長することが出来ず、いつまでも初期状態に近い状態のままなんです。そしてだから、いつまでも子育てが苦しいのです。

それは、まだ言葉を知らない赤ちゃんに対して、自分から話しかけることはしないのに「早く話しなさい」「ちゃんと話しなさい」と話すことを要求しているようなものです。

でも、そんなことを繰り返しても子どもは話せるようにならないのは明らかですよね。
お母さんがいっぱい話しかけないことには、ぶったり、叩いたり、ののしったりしても子どもは話せるようにはならないのです。

それは、食べさせなければ成長しないのと同じです。

一方、いっぱい話しかけられている子は自然に自分でお話が出来るようになります。そういう前段階があるのですが、それが分からない人は、話せるようになった他の子と、まだ話せない我が子を比較して、「なんであんたはちゃんとお話が出来ないの!」と子どもをなじるのです。

「優しさ」も同じです。優しくされている子は他の子に対しても優しく関わろうとします。それは日本語を伝えられた子は、他の子に対しても日本語で話しかけるのと同じ原理です。

子どもは自分自身の体験を通してしか学ぶことが出来ません。いくら叱っても、叩いても、おだてても、説明しても、実際に体験したことがないことは学ぶことが出来ないのです。

「約束を守る」ということも、お母さん自身が子どもに対してちゃんと約束を守ることを繰り返すことでしか伝えようがないのです。

でもそれは、「子どもに約束を守る能力が身についた」ということではありませんからね。単に「そういう生活習慣が身についた」というだけのことです。

そもそも、幼い子どもは「約束」という言葉の意味も分かりません。

それが「子ども」という生き物の学び方なんです。その理解がないから子どももお母さんも苦しくなってしまっているのです。






Last updated  2019.06.08 08:19:21
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