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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2019.06.11
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カテゴリ:カテゴリ未分類
子どもは、まだ何も描かれていない画用紙(キャンバス)の様な状態です。

ただし、この画用紙の質は一人一人違います。

ツルツルして絵の具が載りにくい画用紙の子もいれば、表面がザラザラな状態の子もいます。大きさも違えば、色画用紙のように色も一人一人違います。

この色はその子の気質とつながっています。

憂鬱質の子の画用紙には、最初から青い印象の色が付いています。
多血質の子の画用紙にはピンクや黄色などの明るい印象の色が付いています。
胆汁質の子の画用紙には赤を感じるような、粘液質の子の画用紙には緑を感じるような印象の色が付いています。
そして、気質が混ざっている子は、混ざった色をしています。

赤ちゃんは真っ白な状態で生まれてくるわけではないのです。
確かにまだ何も描かれてはいませんが、みんな「自分カラー」を持って生まれて来ているのです。
色の濃さも人それぞれです。


ですから、お母さんが同じことを言っても、同じように関わっても、子どもは自分カラーに合わせてそのお母さんの言葉や行為を受け取るので、反応がそれぞれ違うのです。

例えば、同じ赤い色水でも、青い色水の中に垂らせば紫になりますよね、でも、黄色い色水の中に垂らせばオレンジになりますよね、それと同じです。

ちなみに、当然のことながらこの色は物理的な色ではなく心証的な色です。

それはつまり、憂鬱質の子は、「私たちが青い色を見たときに感じるのと似たような感覚を抱かせる要素を持っている子」ということです。当然のことながら、見た目が青いわけではありません。

「憂鬱質」という名前がつけられていますが、憂鬱っぽく見えるわけでもありません。

またその色の見え方は、見る人の色にも作用されます。憂鬱質の人が憂鬱質の人を見ればお互いの青い部分は見えません。

それは、ニンニクを食べた人が、他の人のニンニクの匂いが分からないのと同じです。

でも、黄色い要素を持っている人が青い色の人を見たら緑に見えます。
赤い要素を持っている人が青い色の人を見たら紫に見えます。

相手は同じ色なのに、勝手に自分の色を相手に投影してしまうため、違う色に見えてしまうのです。

だから同じ相手に対する印象でも、人それぞれなんです。

実際、憂鬱質のお母さんから見たら「乱暴で言うことを聞かない困った子」が、多血質や胆汁質の母さんには「明るくて元気な子」に見えてしまうことはよくあることです。

ですから、もしかしたらお母さんが我が子の「短所」だと思い込んでいることが、学校や仲間の中では「長所」として働いているかも知れません。

他の人は短所だと思っていることでもお母さんには長所に見えることもあるかも知れません。
でも、この勘違いはOKです。

なぜなら、長所を短所だと思い込み、矯正しようとすれば長所は消えていきますが、短所を長所だと思い込み肯定してあげていると、それは本当に長所になっていくからです。


それがどんな色であろうと、その色が生きるような使い方を学ぶことが出来ればそれは長所になるのです。逆に、それがどんなにきれいな色でも、その色を生かすような使い方を学ぶことが出来なければ、それは短所になるのです。

またここで、色以外の別の要素も関係して来ます。

それは「明」と「暗」という要素です。

明・暗は色ではないですが、色味を変える働きを持っています。同じ黄色でも、白をちょっと入れれば、軽やかになりますが、黒を入れると重く沈んで茶色になってしまいます。

そして、その明暗に関係しているのが感情の状態です。感情が生き生きとしているときには明度が上がります。ですから、同じ青でも明るい青になります。
でも、感情が沈んでいるときには明度が下がり、暗い青になります。

色は生まれつきですが、感情の働きとつながった明暗は育ち方が強く影響しています。また、日常的にも変化しています。

元々は明るい色を持っていた子でも、感情が沈んだ状態の中で育てば、黒が加わったのと同じようにくすんだ色の個性を持った人に育ちます。

でも、どんな色の子でも生き生きした感情の状態の中で育てば、軽やかな色を個性に持った人に育ちます。

本質的な色自体は変わらないのですが、明暗が変わることで全く異なった印象の色になってしまうのです。

青い色を持って生まれた子に対してピンクが大好きなお母さんが、子どもの青を否定し、「なんでおまえはピンクではないんだ」となじっていると、感情が沈み、明度が下がり、どす黒い青になって行きます。

それに対して、青い色を肯定してあげていると、明度が上がり、軽やかな青になり、他の色との相性も良くなります。

明るく青い空をバックにした薄ピンクの桜はきれいでしょ。

また、子どもの頃は明るく素敵なピンク色だった子も、様々な原因で感情が沈んだ状態で育てば、明度が下がり、暗い「ドドメ色」になってしまいます。

でも、本質的な色は変わっていないので、自分育てによって感情を肯定してあげていると、次第に明度が上がり、また元の素敵なピンク色が戻ってきます。

別の色にはなることが出来ませんが、自分らしい素敵な色を取り戻すことは出来るのです。

「気質」とはこのような性質を持ったものです。

呼んでいただければ、日本全国どこへでも行ってワークをしますよ。
頭で考えても分からないことでも、体験すれば簡単に分かってしまうことも多いですから。





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Last updated  2019.06.11 09:31:12
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