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森の声

2019.07.17
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「声」にはその人の「意識と、心と、からだの情報」が含まれています。

「言葉の内容」ではなく「声」自体に含まれているのです。

「文字言葉」は、「声言葉」の中から「意識の情報」だけを一部残して、「心とからだの情報」を全部取り除いたものです。

例えば、ワークなどで二人組になってもらい「〝あ・い・う・え・お〟だけで会話して下さい」と指示すれば、みんな〝あ・い・う・え・お〟だけで、それなりに会話できてしまいます。

ちょっと斜め上を向いて、小さく〝あ!〟と言えば、「何かを想い出したのかな」ということが分かります。この〝あ!〟は軽いです。

何かを指さして強く〝あ!〟と言えば、「何かに気付いたんだ」ということが分かります。

〝あ~あ〟と首を縦に振れば、理解したことを意味します。

短く〝え!〟と言えば軽い驚きを意味しますが、長く〝え=〟と」延ばせば強い驚きになります。

また、〝え~え~〟と延ばせば、軽い同意を意味します。

この会話を文字で書いても、全く意味不明になってしまうのですが、声で表現すると意味が分かってくるのです。

(日本語はこの「声で表現する」要素が強い言葉です。だからその場では通用するのですが、文字化すると意味が分からなくなってしまうのです。)

ちなみに、へたくそな役者は、「言っている言葉」と、「声が表現していること」が一致していません。だからリアリティーが出ないのです。

私は洋画は基本的に字幕でしか見ないのですが、それは英語が分かるからではなく、実際に演じている人の声には「心やからだの情報」が含まれているのに、マイクの前でアフレコをしている人の声には、実際に演じている人の「心やからだの情報」が含まれていないからです。

そのため、アフレコの声を聴いていると、その不自然さと違和感を感じてなんかムズムズしてくるのです。
(ただし、声優でも上手な人はそれなりに心とからだの情報も声に込めることが出来ます。アイドルには全く期待していません。)

それらは「演技された声」なのでリアリティーがないのです。

お母さんが「よいお母さん」を演じていても、子どもは「お母さんの声」からその下手くそな演技を感じ取ります。

顔では笑っているのに、「声から感じるお母さん」が「怒っているお母さん」なら子どもはその違和感に当惑します。それが日常的なら、子どもは精神的に不安定になります。

「褒める子育て」を実践して、「すごいね」「やったね」とどんなに褒めても、そこに本気がなければ子どもは違和感を感じます。

子どもが生きているのは、「脳の解釈による意味の世界」ではないのです。子どもが生きているのは「実際に体が感じているリアリティーに満ちた世界」なんです。

そのため、子どもはお母さんが言っている言葉の意味を理解しようとはしません。というか出来ないのです。だから何遍言っても、どんなに丁寧に説明しても通じません。

すると、お母さんが怒り出します。そこで子どもは初めて「お母さんの本音」と出会います。

ですから子育てでは、「お母さんが何を言ったか」よりも、「お母さんがその言葉を言ったときの心とからだの状態」の方が重要になってくるのです。

子どもに「ウソ」は通じないのです。


お母さんが「よいお母さん」を演じていると、子どもはそのお母さんを真似て「よい子」を演じることを学び、お母さんや大人の前でだけ「よい子」を演じるようになってしまうのです。

そして、この「声からお母さんの意識と、心と、からだの状態を感じ取る能力」があるから、赤ちゃんはお母さんから声の出し方や言葉を学ぶことが出来るのです。

私たちが英語を学ぶときには、すでに知っている日本語に照らし合わせながら英語を学びます。でも、まだその日本語すら知らない赤ちゃんにはその方法は使えません。

じゃあどうやって「声の出し方」や「言葉」を学んでいるのかというと、お母さんの声を通して、「お母さんの心やからだ」と「自分の心とからだ」を共鳴させることでお母さんの能力を直接コピーしているのです。

コピーしているのですから、そこに「解釈」はありません。説明も不要です。

だからこそ、言葉というものを全く知らない状態の赤ちゃんでも、たった3年ぐらいでペラペラ話せるようになってしまうのです。

冷静に考えれば分かると思うのですが、言葉が分からない赤ちゃんに「声の出し方」なんて教えようがないのです。なぜなら、「声を出している時の舌や喉の動き」は見せることが出来ないからです。

でも、赤ちゃんはお母さんの「心」と「からだ」を模倣することで言葉を覚えているので、お母さんの「心やからだからのメッセージ」は理解出来ても、「頭から出た言葉」は全く理解出来ません。「意味」が理解出来ないのはそのためです。

それなのに大人は、子どもがちょっと言葉を話せるようになると、急に意味を伝えようとし始めます。言葉で知識を教えたり、しつけをしようとします。でも、通じません。

それで、「なんで、何遍も言っているのに分からないの!!」と怒り出します。

でも実は、思春期が近くならないと、子どもは「意味の理解」が出来るようにはならないのです。

子ども同士の会話を聞いているとそのことがよく分かります。

子ども同士が会話するときには、当然、子どもの能力に合わせた、子どもに通じる言葉しか使いません。そこにあるのは「共感」や、「感情の伝達」や、「簡単な情報の伝達」だけです。大人のように意味を伝えるような会話などしません。

子どもの言葉にちゃんと耳を傾けていると、どういう言い方をすれば子どもに伝わるのかが見えてくるのです。

英語で話してくる人には英語で返さないと通じません。
スペイン語で話してくる人にはスペイン語で返さないと通じません。

ただそれと同じことをすればいいのです。すると子どもと会話が出来るようになります。そこに少しずつ大人の言葉を交ぜていくのです。






Last updated  2019.07.17 08:26:11
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