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「気質のワーク」、呼んでいただければどこへでも行きますよ。
詳しくは http://www002.upp.so-net.ne.jp/nenemunomori/mokuji5.htm をご覧になって下さい。 *************** 気質の本などを読むと、胆汁質の特徴として「怒りやすい」と書いてあります。私が昔読んだシュタイナー系の気質の本にもそう書いてありました。 私も、胆汁質の特徴として「怒りやすい」と書くこともあります。 そのためか、気質のワークをすると「私は怒りっぽいので胆汁質かも知れない」というようなことを言ってくる人がいます。 その一方で、「胆汁質はリーダーに向いている」とも書いてあります。 でも、「私は怒りっぽいので胆汁質かも知れない」と言ってくるようなお母さんは、とてもリーダーに向いているようには見えません。 そもそも、「怒りっぽいリーダー」なんてイヤでしょ。 実は「胆汁質は怒りやすい」というのは誤解なんです。 さらに、もう一つの誤解も加わっています。それは「私は怒りっぽいので胆汁質かも知れない」と言ってくるような人の怒りは本当の意味での「怒り」ではないということです。 そのような人が「怒り」だと思い込んでいるのは、単なるイライラに過ぎないからです。 そしてその「イライラ」の原因は心とからだがいっぱいいっぱいだという状態の現れに過ぎません。 ほとんどの人は、心とからだがいっぱいいっぱいになってしまったら、イライラしてくるのです。そしてこれは、動物としての自然な生理現象であって「気質」の表れではありません。 そして、イライラしている人はちょっとしたきっかけがあれば「怒り」を爆発させるのです。 「子どもにとっては当たり前の行為」であると頭では分かっていても、子どもが言うことを聞かない、子どもが洋服を汚した、子どもがご飯をちゃんと食べないなど、「子どもが自分に対してさらなる負荷を押しつけるような行為」をすると、理性を超えて「もうやめて」という感情が「怒り」として爆発してしまうのです。 これは「怒り」ではなく「悲鳴」です。もちろん、胆汁質の特徴としての「怒り」でもありません。 胆汁質の特徴としての「怒り」にはちゃんと原因があります。そして、その原因を取り除けば解決することが出来ます。 からだがいっぱいいっぱいの時の「イライラ」は子どもが泣いて謝っても収まりませんが、「原因のある怒り」は問題が解決すればスッと収まるのです。 それと胆汁質の特徴としての怒りは、「理不尽なこと」に向けられることが多いです。 人をいじめる人、社会ルールを守らない人、自分勝手な人、責任感のない人、言い訳をする人、何かを押しつけてくる人、自分の自由を奪おうとしてくる人、に対して強い怒りを感じる傾向があるのです。 ですから、子どもが洋服を汚してきてもそれだけでは怒りません。でも、そこで子どもが言い訳をすると怒ります。 でも、子どもが素直に謝れば即座に怒りは収まります。ニコッとして、「分かればいいんだと」と言うこともできます。胆汁質の人は感情を引きずらないのです。 また、このような特徴があるから、リーダーにも向いているのです。 (ただし、だからといって胆汁質の人が「正義の味方」だということではありません。あくまでも自分の価値観を基準にして「理不尽」と感じたことに対して怒るだけだからです。ヤクザの親分だったら警察の理不尽なやり方に腹を立てているかも知れません。) その点、憂鬱質の人は負の感情を引きずります。一度怒ったら、しばらくは「怒った顔」が元に戻りません。 そして、胆汁質の人はそんな憂鬱質を見ているだけで腹が立ってきます。胆汁質の人には感情を引きずる感覚が理解出来ないからです。 またそれとも関係していますが、憂鬱質の人は失敗した時のことをいつまでも忘れません。そして、また失敗するのではないかといつも不安を感じています。 成功したことがあっても、成功した時のことは「まぐれ」として処理してしまい、失敗した時のことだけをちゃんと覚えているのです。 それに対して、胆汁質の人は「失敗した時」のことはすぐ忘れて、「成功した時」のことしか覚えていません。 だから危機管理能力は低いです。ギャンブルでの「たった一度の勝ちの喜び」を忘れることが出来ずに泥沼にはまってしまうこともあります。 一度勝った後はズーッと負け続けているのに、勝った時のことしか覚えていないので止められないのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.08.19 08:04:23
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