11953646 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

森へ行こう(心とからだと子育てと)

森へ行こう(心とからだと子育てと)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

強運なんですよ New! かめおか ゆみこさん

Comments

森の声@ Re[1]:「困った子は困っている子なんです」(04/13) いのぐみさんへ 元々、幼い子ども達は「…

Freepage List

Profile

森の声

森の声

2019.08.28
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
多血質の人は柔軟性が高いです。適応能力も高いです。
それが多血質の人の長所です。

でも、この長所は同時に短所でもあります。
これは全ての気質に言えることなんですが、短所は長所であり、同時に、長所は短所なんです。

「それ」が長所になるか短所になるかは、「それ」が長所になるような育てられ方をしたか、短所になるような育てられ方をしたかの違いに過ぎません。

人付き合いが苦手な子を、みんなと一緒に活動する場に連れて行けば、その性格は短所にしかなりません。

でも、一人でじっくりと何かに取り組む活動の場でなら、その性格は長所になるでしょう。

そして、親が子どもが持っているその「その子らしさ」が長所になるような育て方をすれば、子どもは長所が多く、自己肯定感の高い子に育つでしょう。

でも、それを「短所」と考えてむりやり直そうとすると、子どもは短所だらけで、自己肯定感の低い子に育っていきます。


でも、「みんなと一緒」「みんな同じ」を大切にする日本には、そういうように考える大人が多いのです。

その時、憂鬱質の子と胆汁質の子は「人に合わせない頑固な子」「扱いにくい子」「しつけでその性格を直さなければならない子」と考えられやすいのです。

そのため、「短所の多い子」として扱われやすいです。

例えば、欧米ではちゃんと自己を主張する胆汁質の子は肯定されますが、日本では「生意気だ」「反抗的だ」ということで否定されます。

欧米の人が書いたシュタイナー関係の気質の本には、「胆汁質の人はリーダーに向いている」というようなことが書いてありますが、否定されながら育った日本の胆汁質の子はリーダーとしての素質を伸ばすことが出来ないまま、自分に自信がない大人に育っていきます。

自信家の胆汁質だって、否定され続ければ自信を失うのです。

日本ではリーダーとしての能力がある人がリーダーになるのではなく、「偉い人」から「リーダーの資格」を与えられた人がリーダーになるのです。

そのため、リーダーとしての素質がなくても、「偉い人」に媚びを売る人や、忖度するような人はリーダーになりやすいのです。
政治の世界を見ているとそれがよく分かります。

それが日本の悲劇です。

そんな時、多血質と粘液質の子はそれほど問題児扱いされません。

両方とも「自己」を主張しないし、「みんなと一緒」が出来るからです。

さらに多血質の子は積極的にみんなと一緒に行動しようとします。先生に褒められるのが大好きなので、先生が褒め上手なら、積極的に先生の気持ちに合わせようとします。

それが多血質の柔軟性でもあります。でも、その柔軟性の背景には強い承認欲求があります。そのため、褒めてくれない人からは簡単に去って行きます。

それに対して、粘液質の子は表だって反抗はしませんがマイペースです。いくら褒められても、積極的に先生の価値観に合わせるようなことはしません。

家庭でも同じです。多血質の子は、褒めてくれるなら、お母さんやお父さんの要求に合わせてしまうのです。

そして「よい子」になります。

ちなみに憂鬱質の子は褒めるばかりの人は信用しません。胆汁質の子は褒められるのは好きですが、褒められたからと言って相手の期待に合わせることはしません。粘液質の子は褒められればちょっと嬉しいですが、でも大きな変化はありません。

「褒める子育て」が一番効果的に働くのが多血質の子なんです。それをうまく使えば、コントロールしやすいのも多血質の子です。

そして、多血質の子は大人になり親になってからも、周囲の人に褒めてもらいたいので「良いお母さん」を目指すことが多いのです。

でもその時、肝心の「目の前にいる我が子の気持ち」に気がつかなくなってしまうのです。

我が子は自分勝手でワガママを言うばかりで、お母さんに感謝もしないし、褒めてもくれません。話し相手にもなりません。

だから、気持ちが向かないのです。関わり方も分かりません。一緒にいても楽しくありません。さらに、自由を束縛してきます。

でも、「良いお母さんでいなきゃ」という呪縛があります。そのためどんどん苦しくなって行きます。

子どもも、お母さんの気持ちが自分に向いていないことを感じるので寂しく、苦しくなります。

そのため、親子の信頼関係も築けません。お母さんも子どもも、一緒にいても楽しくありません。

それでも、子どもが多血質ならそんなお母さんに気に入られるために、お母さんに合わせようとしてくるかも知れません。
多血質の子はお母さんの気持ちが分かるので、気に入られ方も分かるのです。

そしてお母さんがそれに気づき褒めてあげていれば、子どもも喜び「友達親子」になることは出来ます。

でも、「良いお母さん」を目指す人にとっては、お母さんや周囲に合わせようとしない胆汁質や、憂鬱質の子は最悪です。

お母さんに嫌われる不安を感じた憂鬱質の子も、お母さんに嫌われないようにお母さんに合わせてきますが、褒めても喜びません。また、一生懸命にお母さんに合わせようとしても、お母さんの気持ちが理解出来ないので、すれ違います。

「良いお母さん」を求めることを止め、お母さんが「自分らしさ」を取り戻し、目の前の子どもとちゃんと向き合わないことには、胆汁質や憂鬱質の子の子育ては出来ないのです。

実際には、多血質や粘液質の子に対しても同じです。

多血質の人は、四つの気質の中で一番「どうやったら相手に気に入られるのか」ということが分かるのです。そしてそれが長所であると同時に短所でもあるのです。

他の気質の人の信用を得られないのもそのためです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2019.08.28 08:42:26
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.