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淡々と書きます New! かめおか ゆみこさん

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森の声

2020.02.27
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「心配」と「不安」は似ていますが、でも、実際には両者の意味は微妙に違います。
ネットの辞書には以下のように書かれていました。

「不安」
  何かが気がかりで、落ち着かない(安らぎが得られない)心の状態。
 「人生の漠然たる―に悩む」


「心配」
1.《名ノナ・ス自他》思いわずらうこと。気がかり。
 「雨が―だ」
2.《名・ス自他》うまく運ぶように気を使って手配すること。
 「特急券の購入を―する」


「不安」の例文中にもあるように、「不安」は漠然としています。

そのため、様々な妄想を引き起こします。デマも生まれます。恐怖心も引き起こすため、人を過剰な行動に走らせることもあるし、集団パニックを起こし、非常に大きな事件になることもあります。

人を簡単に非人道的な行為に走らせてしまうことすらあります。

関東大震災の時の「朝鮮人が暴動を起こして日本人を襲い始めた」というデマも、「不安」が作り出したものです。その「不安」で多くの朝鮮人が殺されてしまいました。

今世界中で流行っている新型肺炎でも、差別や暴力が「不安」によって引き起こされています。

それまでは普通に話していたのに、相手が中国の人だというだけで近くに寄るのを避けたりするようになった人もいるでしょう。

「不安」は、人の思考力を停止させ、正常な心の働き、感覚の働き、判断力を低下させるのです。
でもそのため、「不安」に基づく行動は状態を悪化させることはあっても、本質的な問題は何も解決してくれないのです。

これは、子育てにおいても同じです。
子どもが言うことを聞かない不安。
子どもの成績が悪い不安。
子どもがちゃんと成長しているかどうかの不安
先生に何かを言われる不安。
ちゃんと家事や子育てが出来ているかどうかの不安。
周囲の人にどう見られているかの不安。

こういう「不安」に基づく子育てをしている人がいっぱい居ますが、そのような子育ては「子どもやお母さん自身を苦しめるような結果」にしかつながらないのです。

その不安から抜け出すためには、子どもの成長について、人の心とからだについて、文化や歴史などについて色々と学ぶことが必要です。

それに対して、「心配」には具体性があります。
ですから、「何が心配なの?」と聞かれても具体的に答えることが出来ます。

「雨が降るかどうか」という心配
「電車がちゃんと来るかどうか」という心配
「子どもが風邪を引くかも知れない」という心配

などのようにです。

「不安」は心の中で「妄想という名の物語」が広がることで生まれるのですが、「心配」は「可能性が見えてしまうこと」で生まれるのです。

だから、「不安」を感じている人に「不安の理由」を聞くと、「小さな原因から始まる大きな物語」を語り始めるでしょう。
でも、何かを「心配」している人に「心配の理由」を聞けば、「心配の原因」を語り始めるでしょう。

また、色々なことを知っている人ほど可能性を考えることが出来るので色々な心配をします。「電車は遅れることがある」ということを知っているから、「電車が遅れること」を心配することができるのです。
お母さんが子どもの行動に心配を感じるのも、その行動が引き起こすかも知れない可能性を知っているからです。

今流行っている新型肺炎に対しても、専門家は色々な心配をしていると思います。そして、それに合わせて色々な対策も立てているでしょう。

でも、詳しいことを知らない素人はただただ不安に怯えているだけです。ウィルスのことも対処の仕方も知らないから、「心配」ではなく「不安」を感じるのです。そして過剰な反応をしてしまうのです。

3.11の原発事故の後、放射能に強い不安を感じて、子どもを部屋の中に閉じ込めたままにしてしまった人がいました。

うちの生徒のお母さんです。

それを心配した他のお母さんが、様子を見に行ったら、子どもの表情が全く変わってしまっていたそうです。

子どもには状況は分かりませんが、お母さんの不安は感じるので、お母さんの不安が子どもを不安にして、心とからだを固めてしまったのです。

そして、この不安は、放射能が去っても、新型肺炎が去っても、そう簡単には消えません。「からだの中の緊張」として残ってしまうからです。

すると、様々な事に不安を感じる癖が付いてしまいます。

じゃあどうやったらその不安から抜け出せるのかというと、正しく学ぶということの他に、感覚を働かせるようにするという方法があります。

ちゃんと見て、ちゃんと聞いて、ちゃんと感じて、ちゃんと味わうようにしていると、不安は和らいでいくのです。

心が「不安が作りだした物語の世界」から「現実世界」に戻ってくるからです。

すると、具体的な選択肢が見えてきます。どの選択肢を選んだらいいのかという心配は生まれるかも知れませんが、少なくとも不安に束縛されることはなくなります。






Last updated  2020.02.27 09:47:53
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Re:「不安は無知から生まれます」(心配と不安)(02/27)   ハピハピハート さん
「学び」ですね。
学びは勉強や仕事だけでなく、日常生活、心、自分においても学ぶものですね。
「自分を学ぶ」ってことは気づかないものです。気づくと様々な視点が変わりますから驚きです⤴︎ (2020.02.27 09:57:56)


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