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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2020.09.21
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「親の役割を大切にして下さい」といっても、私はそう難しいことを要求しているわけではありません。

簡単に言えば「子どもを孤立させずにつながりの中に戻してあげて下さい」ということです。それだけです。そして、私はそれが最低限の「親の役割」だと思っています。

「ちゃんと仕付けて下さい」とか、「ちゃんと勉強の面倒を見て下さい」とか、「ちゃんと生活の世話をしてあげて下さい」とかそういうことを要求している訳ではありません。

子どもはつながりの中にいる時に「安心」を感じます。そして、「安心」の中にいる時に命の働きや、心やからだの育ちが一番活性化します。そして、自由を感じ、自由に行動をし始めます。

つながりの中に支えられているから自由に行動することが出来るのです。それは私たちが重力というつながりに支えられているから、地球上で安心して自由に動けるのと同じです。

そして、自由を感じ、自由に行動するようになると色々な出会いが生まれます。すると、知的にも刺激されます。すると、その知的な要求を満たし、さらに深く繋がるために様々な行動と学びを始めます。

人間にとって「知りたい」「理解したい」「納得したい」「出来るようになりたい」という欲求は本能なので、つながりの中で安心と自由が満たされれば、無理矢理大人が押しつけなくても、子ども自らがその本能によって学び始めるのです。

でも、「つながり」が断たれている子は不安を感じます。また、「つながり」が断たれている世界に閉じ込められている子は「なんで?」「どうして?」を感じるきっかけと出会う事が出来ません。

一日中ゲームで遊んでも、ゲームの世界の中では「なんで?」「どうして?」と出会えません。ゲームの世界は脳内だけで展開しているため、命やからだが存在している現実の世界とのつながりを失ってしまっているからです。
脳内世界には、自分が生きている世界に対して知的な要求を目覚めさせるような「不思議」が存在していないのです。そこにあるのは「ハウツー」だけです。

問題は、現代人はその「つながり」を束縛として感じる感性を持ってしまっているということです。

本来、自分を支え、自由に動くことを可能にしてくれていた重力を「束縛」として感じるようになってしまったようなものです。

親と子のつながり、他の子とのつながり、自然とのつながり、地域とのつながり、心とからだのつながり、歴史や文化とのつながり、古代から人間はそのようなものに支えられて生きてきたのですが、現代人はそういうものとのつながりを、「自分の自由を奪う束縛」として感じるようになってしまったのです。

その場合の「自分」とは、「他者とのつながりの中での自分」ではなく、「自分」という意識の主体としての「他者から切り離された自分」のことです。

でも、その「他者から切り離された自分」は人間の脳の中にしか存在していない空想上の産物です。

人間は天気が変わっただけで,他の人が近づいただけで、食べ物を食べただけで、意識の状態も、心やからだの状態も変わってしまうような「他者とのつながりの中に存在している生き物」だからです。

ゴキブリを見た時ときれいな花を見た時とでは意識の状態も、心やからだの状態も変わってしまいます。また、天気が変わったり、他の人が近づいて来ただけでも、意識の状態や、心やからだの状態がも変わってしまいます。
それが人間の意識や心やからだの現実なんです。

「他者から切り離された自分」などというものは脳の中以外には存在していないのです。

そして、子どもたちはそのようなつながりの中で色々なものと出会い、色々なことを感じ考え、学び、吸収し、成長しているのです。

ですから、そのつながりを断ってしまうような子育てをしたら子どもの成長が阻害されてしまうのです。

でも、子どもがつながりの世界と出会うためには、最初は、お母さん自身がつながりの世界に出ていくしかないのです。

そうでないと子どもを囲い込むような子育てしか出来ないからです。

でも、それが苦手なお母さんが増えて来ているのです。結果、子どもを囲い込むような子育てをしてしまいます。
するといつまでも子どもはお母さんに依存するばかりでお母さんから離れなくなります。
するといつまでも「苦しい子育て」をすることになります。しかも、子どもの成長と共にその苦しみは大きくなっていきます。





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Last updated  2020.09.21 10:21:35
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