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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2021.03.11
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カテゴリ:カテゴリ未分類
大人は知識と常識で考え、行動します。
それに対して子どもは、感覚と本能で考え、行動します。そういう点では動物と一緒です。

これが一致するわけがありません。

ですから、大人は子どもを見ていて「現実を見ていない」と感じます。
いつも訳の分からないことを考え、訳の分からないことを言い、訳の分からないことをやっているからです。

だから、「現実というものについて教えてあげなければいけない。それが親や大人の役割だ」と思い込んでいます。

でもその「現実」は、「大人が現実だと思っていること」に過ぎません。それは「知識と常識で創られた現実」です。

一方、子どもの方も「お母さんはなんで分かってくれないの」「先生はなんで分かってくれないの」「大人の人達は、なんでこんなにも当たり前のことが分からないの」と思っています。

実際、大人達はいつも、子どもには訳の分からないことを考え、訳の分からないことを言い、訳の分からないことをやっています。

どうしてそういうことが起きるのかというと、それは「子どもが現実を知らないから」ではなく、「子どもが生きている現実と「大人が生きている現実」が異なっているからなのです。

「知識と常識で創られた現実」を生きている大人と、「感覚と本能で創られた現実」を生きている子どもとでは生きている世界が違うのです。

そして、大人には「大人の現実」が必要なように、子どもには「子どもの現実」が必要なんです。

それはオタマジャクシには自分を守ってくれる水が必要だけど、カエルになると必ずしも水がなくても大丈夫になるのと同じです。


子どもの時に、「子どもの現実」の中で十分に遊ぶことが出来なかった子は、子ども時代を成熟させることが出来ないまま、子ども時代を卒業しなければならなくなります。

すると、自分の頭で考え、自分の感覚で感じ、自分の意思で行動することが困難な状態になってしまうのです。

それで、知識と常識を基準にして、考え、感じ、行動するするようになります。

実は大人でも、自分の頭で考え、自分の感覚で感じ、自分の意思で行動するためには、子どもと同じように「感覚と本能で創られた現実」をしっかりと感じることが出来る感性が必要なのです。

そこにしか「自分らしさ」が存在していないからです。知識と常識の中には「自分らしさ」は存在していないのです。

自分らしさを否定しながら生きている人は、他者を肯定出来ません。肯定出来るのは知識と常識だけだからです。

「知識と常識に」に囚われた大人が、自分の中に幽閉されてしまっている感覚と本能の働きに気付き、目覚めさせるためには、「知識と常識によって固められてしまった不自由なからだ」を解放してあげるしかないのです。

でも、今では逆に大人のような「不自由なからだ」を持った子どもが増えて来てしまっています。それは「知識と常識で束縛されたからだ」です。





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Last updated  2021.03.11 06:45:31
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