2022/04/16(土)06:19
「春の自然遊び」(さあ、外に出よう)
(今日は2019年の春に描いたものをそのまま再掲載させて頂きます。写真の孫が今年小学校に入学しました。セリ摘みは今年も同じ場所でやりました。)
4月から茅ヶ崎でやっている新しい気質講座が始まります。月一の、土曜か日曜です。
「からだの会」というのも毎月月曜日にやっています。
ご興味のある方はお問い合わせ下さい。
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暖かくなってきたこの時期楽しいのが「お散歩遊び」です。
家の中にあるものは全て人工的なものばかりです。そこには不思議も驚きもありません。
当然、家の中で遊んでも、遊びが閉鎖的になり、同じ遊びの繰り返しばかりになります。
でも、一歩外に出るだけで、そこには不思議と驚きの世界が広がっています。
ただ問題は、外に出ても、自分の周囲にある「不思議」と「驚き」に全く気付かない人が多いと言うことです。
そのような人は知識で世界を見ている人です。
名前を知っている花は見えても、名前を知らない花は見えないのです。そして、普通のお母さんが知っているこの時期の花はタンポポやサクラなどのわずかな花だけです。
ちょっと道ばたを見るといっぱい色々な花が咲いているのに、名前を知らない花は風景の中に隠れてしまって、見えないのです。
大勢の親子と外を歩くことが多いのですが、そんな時、道ばたに生えている葛の葉を手に乗せて「ポンッ」て鳴らして遊んでみせることがあります。
すると、子どももお母さんも興味を持って寄ってくるのですが、みんな「それ何の葉ですか」「どこに生えているのですか」と聞いてきます。
すぐ側にいっぱい生えているのに見えないのです。
またこの時期、毎年、野草を摘んで食べる会をやるのですが、その時も同じような会話が繰り返されます。
道ばたに雑草のように生えている草なんですが、なぜか知らないのです。見えているはずなのに見ていないのです。
うちは子どもが小さい頃から、春になるといつも野草を摘んでて食べていたので、子どもたちもそれなりに野草には詳しくなりました。以前、野原にツクシを摘み来ていた人に、「この草は・・」と言って驚かれたこともあります。
四番目の子は、ノビルをほじくることにはまっていた時期があって、食べきれないほどノビルを掘って「これどうしよう」ということもよくありました。
食べなくても、野に咲く草花で遊ぶ方法はいっぱいあります。
タンポポの茎やカラスノエンドウの種を笛にして遊ぶことも出来ます。いわゆる「草笛」です。上手にならすためには練習が必要ですが、その練習も楽しいです。
草笛の本も出ています。
お花などをビニール袋に入れてお水をちょっと入れて、モミモミして色水遊びも出来ます。また、水を入れたビンやビニール袋の中に、色々なお花や葉っぱを入れて、今流行の「ハーバリウム」を作ることも出来ます。
採ってきた草花を、電子レンジを使って簡単にドライフラワーにすることも出来ます。
草花を使った工作も出来ます。
「匂い」で遊ぶことも出来ます。
また、プリンのカップなどを使って、ミニ植木鉢や盆栽を作って遊ぶことも出来ます。
泥ダンゴで写真のようなものを作って遊んだこともあります。
また秋には色々な種を集めて造形に使ったり、色々なところやミニ植木鉢に植えて、成長を楽しむこともできます。
さらに、家から外に出れば、草花遊びだけでなく、探検遊びや、旅行遊びや、影踏みや、木登りや、お店遊びや、草の物語、木の物語、水の物語を話して遊ぶことも出来ます。
あまりに多いのでここには書けませんが、家から外に出るだけでいっぱい遊びが転がっているのです。
でも、公園に行ってしまったら、そういう遊びの全てが消えてしまいます。
こんな遊びもしたことがあります。
これらを作った子どもたちです。
先日、うちの孫を連れて、市内の谷戸に、セリとノカンゾウとヨモギを取りに行きました。
この後、向こうから竹を伐採したおじさんが竹を抱え急に現れ、それをみた孫が驚き、道を外れて沼の中に逃げ込み、泥だらけになりました。
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