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森へ行こう(心とからだと子育てと)

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森の声

森の声

2022.08.17
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「平和であるべきだ」とか、「戦争をしてはいけない」とかそういうことを決めても、「平和」は訪れません。

「戦争はしません」と憲法に書いても、周囲の国々と仲良く出来ないのなら戦争は起きます。逆に、周囲の国々と仲良く出来るのなら、そんなこと書かなくても戦争は起きません。

「僕はケンカは嫌いだ」と言っていても、自分だけのことだけを考えて、周囲の人のことを考えないような行動ばかりしていたらケンカは起きます。でも、そういう子は「僕は悪くないのに○○君がいきなり・・・」というような説明をします。
(そういう子、結構います。)

自分からはケンカを仕掛けなくても、周囲の子と仲良く出来ないのなら自分からケンカの種を蒔いていることになるのです。
そんな時、「仲良くしろ」と指示するだけでは何も変わりません。

いくら厳しく「イジメをするな」と子どもに言っても、お互いに比較され、競争させられ、楽しさを共有する体験を与えられず、つながり会う機会や場を奪われてしまっているのなら「イジメ」は起きます。

人間の行動は、人間の感情によって支配されています。頭の中だけにしか存在しない知性や論理は「感情の力」にはとうてい敵わないのです。
そして、その「感情の力」は体験によって育ちます。知性や論理はお勉強をしたり本を読むだけでも育ちますが、「感情」が育つためには「体験」が必要なんです。


でも、現代の大人達は体験は与えずに、知識や論理を説明するだけで子どもの行動をコントロールしようとしています。

ノコギリには触らせず、「ノコギリの使い方」を教えるようなことばかりやっています。

だから、「イジメは悪いことだ」と知っていてもイジメをしたり、「万引きは悪いことだ」と知っていても万引きしたりするのです。その時、そういうことが悪いことだと知っている子はバレないようにやります。知識や論理はそういう所で使われるだけで、子どもの行動そのものを変えることは出来ないのです。

「平和」は「作るもの」ではなく、子どものように「育てるもの」なんです。
「子どもの育ち」を支えるためには体験が必要なように、「平和の育ち」を支えるためにも体験が必要なんです。それは、「幸せの体験」「つながり合う喜びの体験」「共感し、共に喜び、共に悲しむ体験」「助け合う体験」などです。


そういう体験を共有出来る仲間の中に平和が生まれるのです。
そして、そういう体験をして育った子は、他の人もそのつながりの中に取り込む能力を持っています。

「あの子がいるときはみんな仲良く遊んでいたのに、あの子がいなくなったらみんながバラバラになってケンカするようになってしまった」というような体験はありませんか。
そんな、平和の種を蒔くことが出来る子を育てませんか。

そのためにはまず、「親子の平和」、「家庭の平和」を育てるところから始める必要があるのです。それが出来なければ「社会の平和」も生まれないのですから。





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Last updated  2022.08.17 06:11:36
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