森へ行こう(心とからだと子育てと)

2023/05/10(水)08:06

「マスクを外して下さい」(もっと自分を大切に生きて下さい)

私は毎日あれこれ書いていますが、実は今一番言いたいのは「マスクを外して下さい」ということです。 この問題を解決しないことには、私が何を言っても無駄なような気がしてしまうのです。 恥ずかしいから外せない!!? 自分の顔を他の人に見せるのがなんでそんなに恥ずかしいのか。 そういう人は、「仕付け」に関しても、「人目を気にした仕付け」ばかりしているのでしょう。 「生き方」においても、「自分を大切にしない生き方」をしているのでしょう。 「自分」を見せたくない人は、自分の心や感覚で感じ、自分の頭で考え判断し、自分の意志で決断し行動することに対しても、「恥ずかしい」と感じるのでしょう。 そういう人は、ただ常識を語るだけで、「自分の言葉」で語ることをしません。 子どもが「なんで勉強しなければいけないの?」とか、「なんで学校に行かなくてはいけないの?」と聞いても、社会的な常識を語るだけです。 そのため、ワークなどで、私が「なんで? なんで?」と突っ込むとすぐに言葉に詰まります。「常識」という名の知識を言っているだけで、「自分の体験とつながった、自分の頭と感覚から生まれた自分の言葉」で語っていないからです。 「子育てで一番大切なこと」は「育児書などに書いてあるような正解」を知ることではなく「自分の感覚で感じ、自分の頭で考えること」なんです。 たとえそれが「育児書に書いてある正解」とは異なっていても、お母さんやお父さんが自分自身の体験を通して「自分の感覚で感じ、自分の頭で考えたこと」の方が遙かに子どもの成長には肯定的に働くのです。 「お化粧」は、「自分をよりよく見せるためのもの」です。でも、実際的な意味のないマスクは「自分を隠すためのもの」です。なんで日本人はみんな、そんなにも「自分」を隠したがるようになってしまったのでしょうか。 それでも成長が終わってしまった大人はまだいいです。 でも、今まさに心もからだも知性も人間性も育っている真っ最中の子どもにとって「マスク」は最悪の影響を与えているのです。 そんなことは子どもの成長のことを少しでもちゃんと考えたことのある人ならすぐに分かるはずなんです。 脳やからだの成長のために酸素を一番必要とする時期に、「酸欠になる」とか「いつも汚れた空気を吸っている」などということがどういう意味を持つのか。 育ち盛りにおける日常的なマスクは、脳に対しても、心に対しても、からだに対しても悪い影響しか残さないでしょう。 そして、この影響は「からだ」の中に記録されてしまうためなかなか消えません。 さらに、マスクは人を無気力にさせます。能動的に感じ、考え、行動する意志を萎えさせます。もっとも、「顔を見せたくない」と感じるような人は、マスク以前からそういう状態なのかも知れませんけど。 「遊び」にも影響が出ますが、「遊び」に影響が出るということは「仲間作り」や「社会性の育ち」にも影響が出るということでもあります。顔が見えない相手と遊んでも楽しいわけがないからです。 人間関係作りにも影響が出ます。学校を卒業しても「先生の顔」はもちろんのこと、「友達の顔」すら思い出せないでしょう。 先生も「生徒の顔」を思い出せないでしょう。 いまだに、小学生でも「恥ずかしくてマスクを外せない」という子がいっぱいいます。積極的に外させようとする先生もいますが、でも、いまだに子どもにマスクをするように求めている先生もいます。 人は「人と人のつながりの中で学び成長する動物」です。マスクは、その「つながり」を阻害することで、子どもから「人が人間に成長するために一番大切なもの」を奪ってしまうのです。 (マスクだけではありません。ゲームもまた同じです。) 子どもにマスクをさせている人はそのことを承知で子どもにマスクを強いているのでしょうか。 だとしてらそれは立派な「児童虐待」です。 マスクをしていなくても、コロナにかかるかどうかは不明です。また、かかったとしても大多数の子はそのまま治っていきます。 でも、マスクの害は、「思考力の低下」「行動力の低下」「意志の低下」「感覚能力の低下」「社会性の低下」「自己肯定感の低下」という形で日常的にマスクをし続けている全ての子に現れます。 しかも、成長期に受けた影響は大人になっても消えません。 どうか「ありのままの自分」を見せることをためらわないで下さい。「自分」を隠して生きているだけなら、せっかく産まれてきた意味がないのですから。

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