2019.06.02

「価値観がバラバラな時代の子育てと仲間作り」

(2)
カテゴリ:カテゴリ未分類
人間は群れの中に生まれ、群れの中で生活する動物です。そうしないと、子孫も、文化も、文明も、人間性も、生活も途絶えてしまうのです。

だから人間は、特に人間らしさを身につける時期の子どもは孤独を嫌うのです。

現代人は「個」のことばかりを考えて、「個」ばかりを大切にしようとしていますが、それは人間の未来にとってあまり良い状態ではないのです。

確かに私たちは都市のような場で群れて生活しているように見えます。でもそこに「群れ」としてのつながりはありません。実際、都会では隣に住んでいる人の名前すら分からないのですから。

引っ越ししても、隣に挨拶など行きません。

会えば挨拶する程度のつながりがある人もいますが、近くに住んでいても全く挨拶しない人の方も多いです。

顔も家族構成も分かりません。
信頼関係も、対話も、何かを共有することもありません。

そのような状態の中で、みんな「自分」や「自分の家族」のことばかりを大切にして生きています。

「煩わしいから」といって、挨拶を禁止にしたマンションもあります。

公園で子どもが遊ぶ声に文句を言ってくる人もいます。

上の階でドタドタ音がすれば「ウルサイ」と言って、下から天井をドンドン叩いたり、文句を言いに行ったします。

そんな時、「○○ちゃんの走る音だ」と分かれば、笑顔でその音を聞くことが出来るかも知れません。翌日、「昨日は○○ちゃん元気でしたね」と言えば、「嫌な顔で文句を言われなくても、自粛するようになるでしょう。

問題は大人だけの社会ならそれでも問題はないのですが、そういう状態の中では子育てが出来ないことなのです。子どもの「人間としての成長」も支えることが出来ません。

人間の「人間らしさ」のほとんど全てが、「人と人のつながり」によって伝えられ、育てられてきたものだからです。

現代人は知能の育ちにばかり関心がありますが、人間がどんなに頑張ってもAIには敵わないのです。

それに、「人間らしさ」とつながっていない知能は非常に危険です。人類を破滅に導く恐れさえあります。

だからこそお母さん達だけでもつながり合い、仲間作りをして支え合えばいいのですが、お母さん達から聞くところによれば、「ママ友」と言われる集団の中でも、なぜかお互いに比較し合い、勢力争いをして、お互いの足の引っ張り合いをしているようです。

全部がそうではないでしょうが、「だからママ友グループには入らない」と言う人も結構います。

あるマンションのママ友グループでは、新しい人が越してきたら、SNSやネットでその人のことを調べ上げ、その人の社会的地位や、知名度に合わせてグループ内での位置を決めるそうです。

これは、「うちのマンションのママ友達はそういうことをしています」と、実際に聞いた話です。

幼いときから比較され、評価され、競争に追い立てられ、人間性よりも成績の方ばかりを大切に育てられてきたからかも知れません。

だから、子どもが小さいときはお互いの支えが必要なはずなのに、いざみんなが集まると支え合うのではなく、比較、評価、競争が始まってしまうのでしょう。

でも多分、このブログを読んで下さっている人は、そういうママ友グループからは距離を置いている人が多いと思います。

でもそれはそれで、孤独ですよね。仲間が欲しいですよね。
実際、そういう相談も受けますから。

で、そういう人には、「今の時代、家が近いからという理由だけで仲間作りをしない方がいいですよ」と言っています。

現代人は価値観が多様化しているので、「家が近い」という理由だけで集まったグループの場合、メンバーの価値観がバラバラだからです。

食べ物も、飲み物も、ケガや病気に対する対処法も、しつけの内容も、しつけ方もみんな違います。

スナック菓子をバクバク食べさせ、コカコーラのような飲み物をガブガブ飲ませ、テレビは見放題、ゲームもやり放題の子育てをしている人もいれば、添加物が少ないおやつや、食べ物や、飲み物しか与えていない人もいます。

「おやつはニンジン」という人もいます。

ケガや病気の時にもすぐに病院に連れて行き、すぐに薬を飲ませる人もいれば、オルタナティブ医療のようなことをやる人もいます。

私の友人は、子どもに熱が出たとき、キャベツの葉を頭に乗せていました。ホメオパシーをやっている人も多いです。薬草系に詳しい人もいます。

しつけでも、諭す人もいえば怒鳴りつける人もいます。体験を大切にする人もいえば、体験から遠ざける人もいます。

こんなにも価値観や生き方が違う人たちが一緒に子育て出来るわけがないのです。

でも、どっちのタイプの人たちにも支え合うことが出来る仲間は必要です。
そうでないと、子育ての方法には関係なく、子育てが苦しくなってしまうからです。

子どもも苦しくなります。

じゃあどうしたらいいのかということです。





TWITTER

Last updated  2019.06.02 07:10:43
コメント(2) | コメントを書く