3/4の眼科医の診断に心残りあり
今回の入院の大体の経過は次の通りです(3/7の日記にもあり)金曜=3/2緊急外来受診=日曜=3/4入院=火曜=3/6金曜説明しにくいが、何か右目が見づらくなる神経内科 主治医の先生 頭と頸椎MRI異常なし 健反射もまあ正常の範囲内 血液検査では、上限200程度のCK値が2500前後で月曜再検査予約眼科を受診 予約外なので普段の主治医の先生でない 視力変わりなし フリッカー検査異常なし 眼底検査異常なし 対光反射正常 疲労か加齢による老眼、つまり屈折障害の診断土曜 金曜夜より右目下部の視野が見えにくくなる 金曜、疲労と言われたので、とにかく1日休憩することにする 夜、布団に入り電気を消すと、右目も見やすく感じた(既に視覚障害があったかも)日曜 いよいよ右目下部の視野が欠損し、緊急外来で大学病院受診 しかし当然ながら、普段の主治医には見てもらえず神経内科 棒の先を目で追うという方法で、右目下部の視野欠損を確認し、カルテに「追尾できず」と記入 視神経交叉の前の炎症かもしれないが、眼科医を呼ぶ(「交叉の前かな」と言っていた)眼科 対光反射あり 眼底検査異常なし 目の表面に傷もなし 眼球に異常なく、視神経炎とも言えず 月曜に視野検査と診察予約をいれるという経過で帰宅月曜 ますます視野欠損 しかも、比較的正常に見えていた視野上部の視力も落ちていたので、電車で通院 月曜はすべて普段の主治医の先生眼科 視野検査では右目下部見えず 右目視力検査では視力を測る以前に、視野欠損がひどく視力表の最上段の欄しか見えず 右目視野下部は網がかかったようになり見えない 入院を勧められる 対光反射はあったらしい 瞳孔を開く目薬をさす神経内科 金曜の血液結果で、CK値は高いがCK-MB値が低く、心筋梗塞の可能性は低いと言われ、まあ 安心 月曜の血液再検査でもCK値が1200程度に下がっているので、筋肉疲労などによるものでないかと言われる 対光反射を見ようとしたが、既に瞳孔を開く点眼をしていたのでできず再び眼科 瞳孔が広がっているので、造影剤入れ眼底撮影 視神経乳頭に腫れがあり、これでないかと 月曜入院の手続きを仕掛けるが、満室のため火曜入院にという経過で入院したのですが、日曜の緊急外来に行く前に予想というか自己診断をしてました1 視野欠損だから、金曜に言われた老眼(屈折障害)の可能性は低い=視神経障害2 右目だけだから視神経交叉の前、視野の下部欠損だから視覚路上部の障害3 自分の病気がMSだから、視神経障害としても、視神経炎の可能性が高い4 多発性硬化症は球後視神経炎が多い5 故に、球後視神経炎でないかという予想でした今回はその通りの病名で、あと金曜の脳MRI異常なしから、脳内病変による視覚路障害を除外しても良かったと考えているぐらいです…で実は、日曜の眼科医の対応に心残りがあって対光反射、眼底検査などは緊急外来の器械とレンズのみで、造影剤なし(球後視神経炎は通常のレンズでは見えない)神経内科医がやったような原始的な視野の検査もなしその他、以下のような会話「視野が欠けてるから屈折障害でないと思うのですが」「でも、フリッカー検査も視力も正常だし、むしろ左目の神経の方が痛んでるよ」「視野の上半分見えるから、そんなの(フリッカー検査)大丈夫ですよ(事実、車で病院にいけるくらい、不思議とこの段階では上半分は、くっきり見えていた)。視神経炎でないですか?」「そんなことはない。視神経炎だったら、フリッカーで異常が出るよ」「じゃあ、眼球には異常がないんですね?」「ありません。明日、朝一で予約をとって視野の検査をしますね」この会話により逆に帰宅後、私自身は球後視神経炎の疑いを強くしました(視神経乳頭に腫れがないことだけを見た、と推測)またこの時は、眼球に異常ないなら、炎症が治まったら回復するかという思いもあって帰りましたまた、緊急外来で受診したものの軽い病気であって欲しいという気持ち、医師が言うのだからそうなのだろう、という気持ちもありましたちなみに神経内科の先生が「眼科の先生がいいとおっしゃったので、帰っていいと思いますよ」と、「思いますよ」と変な言い方だなと思ったのが印象に残っていますで翌日の月曜眼科に朝一で行き、視野検査。右目視野下部の欠損確認視力検査。検査以前に視力表は最上段の絵柄しか見えず。仕方ないので、検査担当眼科医が、Cと書いた紙を頭の上に掲げて測定。傍目にもおかしいと思える光景だったと思います。その後、普段の主治医の先生の診察で、主治医の診察室に向かうと、日曜に診た医師が後ろから一緒に入ってきて、主治医に開口一番「やっぱり視野が欠けてるでしょ」(正確な言葉は忘れたが、こんな意味)「だから、昨日言ったでしょ。視野が欠けてるって」(ちょっと怒り)で、結局、この日に入院確定も空きベッドがなく、入院は翌日の火曜から。ステロイドパルスという治療は水曜から。日曜に入院という判断ができれば、早ければ月曜から治療ができ回復も早かったのでは、とどうしても考えてしまいます(月曜は右下2/3ぐらいの視野欠損、水曜には全く光りも分からなくなり、右目が開いてるかも開いてないかも分からなくなったので)というわけで、日曜の眼科医の対応に心残りがあり、回復の遅さと相まって、焦りが出てきています入院以降も、夜、目が覚めたら考えてしまい、不眠の主要素でした自分なりに病気を理解し、良いタイミングで受診したのに、という思いも消えません病気について理解しても無駄な気さえしてきましたちなみに、日曜の眼科医の所見が、神経内科のカルテに残ってました「視神経炎を疑うも症状見えず。MRI異常なし。視神経交叉前の血管障害の疑い」中心暗点でないことからの診断でないかと思いますが、多発性硬化症患者相手なら、まず視神経炎の可能性をもっと追及して欲しかった少なくとも1 日曜が血管障害で、月曜が視神経炎というのはどうか?2 日曜には対光反射があったのに、退院時には弱くなっているのは勘弁して欲しい3 球後視神経炎は造影剤を入れないと見えない(入院中の学生の実習で確認済み)のに、その可能性を排除しないで欲しい4 多発性硬化症患者の視覚障害なら、なおさら視神経炎の可能性を潰してから、他の可能性を探って欲しい5 予後は発症後1週間は変わらないという説もあるが、早く治療を始めて欲しいこれぐらいは思います端的には、「誤診でないの?」という思いが消えません実は主治医の先生にも入院中、何回かぼやきましたさすがに誤診とは言いませんでしたが、気にしてくれたのか担当看護師を通じて、「緊急外来でも、自分の名前を呼んでくれたら良いよ」とは言ってくれました入院中の日記に何度か「自覚症状が第一」みたいなことを書いたのは、こういうこともあります右目の視力は少し回復しています(本を読むことはできないが)が、視野が暗いまま色覚障害が残らないか心配ですまた、左目が心配です目は二つだけ次も今回と同じようにうまく自覚症状をとらえられる保証もなく、いつの間にか進行していたなどなったら大変(事実、入院中の視野検査で視力に影響ないが視野欠損あり。以前、自覚はないが、視神経炎にかかったのではないか、という主治医の先生の意見)緊急外来であったとしても造影剤で見るまでは帰るまい、とか思っていますしかし、正直なところ、悔しいですごめんなさい長文のグチになりました