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カテゴリ:世界が見たニッポン
今日は容赦なく更新します(笑) フランスでは昔から日本のアニメがTVで放送されていたようです。 『キャンディ・キャンディ』に『キャプテンハーロック』、 『UFOロボ グレンダイザー』までウケてたらしいです。 そして、多い時には週に12本も日本製アニメが放送されるほどであったとか。 『ドラゴンボール』や『ポケモン』以前に、既に一大ブームを巻き起こしていました。 しかしその反動が90年代にやってきます。 異文化侵略に危機感を募らせた一部の大人たちが、日本アニメは過激で暴力的で 低俗であると批判をはじめます。 そして、アニメに規制が入り日本製アニメの比重は段々落ちていくことに・・・ その一方で、番組の不足を補うために自国でアニメ制作の人材を急ピッチで 育成していくことになります。 その後、宮崎監督の『千と千尋の神隠し』公開をキッカケにして 日本アニメの再評価がはじまり、再びブームが訪れます。 宮崎監督の功績は素晴らしい! で、その日本製アニメ不遇の時代を経験した日本製アニメ大好きフランス人スタッフ が日本と合作で制作したアニメが『オーバン・スターレーサーズ』です。 言われなければ分らないほど日本的なアニメに仕上がっています。 公式HPはこちら もともと、この宇宙船に乗ってレースをする少女を主人公にしたアニメは、 2001年にヨーロッパで行われたCGショーで絶賛された作品でした。 しかし、あまりに日本的すぎると配給会社が難色を示し、最近まで番組として 放映されることはありませんでした。 CGショー時のプロモーション映像はこちら ↑あゆの曲がアツい(笑) 今では世界各国で放映されていますが、日本ではトゥーン・ディズニーという ケーブルテレビチャンネルでしか視聴出来ないようなので、イマイチ認知度が 上がらないようですが・・・ で、このフランス人スタッフの一人が、以前TVでこんな話をしていました。 私たちに一番影響を与えたのは80年代初期までの日本アニメ。 特に、宮崎駿監督の『未来少年コナン』です。 キャラクターの設定や、感情表現、ストーリーなど、映画に必要 な全ての要素が入っているんです。 私たちは制作過程で迷うと、そのアイデアは『コナン』の中で通用 するものかどうか、考えてみることにしています。 やはりお手本は宮崎監督。 『未来少年コナン』ファンの私としても大変嬉しいお話ですね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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