2008/08/09(土)04:51
北京オリンピック開幕~
8月8日、ついに北京オリンピックが開幕しましたね。
毒ギョーザにチベット問題、四川大地震と色々ありましたが、
とりあえずは開催出来て良かった良かった。
私は開会式の一部始終をTVで堪能しました。
昔からこのオリンピック開会式が好きなんですよね。
最近のオリンピック開会式は趣向を凝らしていてなかなか面白いのですが、
中でも開催国の歴史や文化を紹介するショーを観るのが好きですね。
1992年バルセロナ、1996年アトランタ、2000年シドニー、
2004年アテネ、それぞれ自国の歴史や文化が表現されていて、実に面白いものでした。
で、今回はどうだったかというと・・・
とにかくスケールがデカかった!
ハイテクとローテクの融合にびっくり。
どこまでがCGで、どこまでがリアルなのかが分からないほど。
いかにも中国的な部分を残しつつも、斬新なデジタル技術を駆使した『絵巻画』は、
実に興味深いものでした。カネかけてますね~
それに、大勢の人間が一糸乱れぬ動きを見せる。あれは凄い。
兵馬俑や万里の長城をつくっちゃうだけのことはありますな。うんうん。
『紙』『活版印刷』『羅針盤』、これら中国の発明品も上手く表現していたと思います。
これらの凄い演出を行ったのは、映画監督のチャン・イーモウ監督だそうです。
閉会式も彼が手がけるそうなので、こちらも必見ですね。
前回のアテネオリンピックの時は、ギリシャの神々が出てきて良かったのですが、
今回の一大スペクタクルもなかなか楽しめましたね。
それと、もう一つのマニアックなお楽しみ。
それは各国選手の入場行進。
世界各国の選手たちがお国柄を象徴するユニフォームを着ているのはいいですねえ。
特に色とりどりの民族衣装に身を包んでいる姿は見てるだけで楽しい。
世界って、こんなにもたくさんの国があるのかと驚かされるのもいい。
世界各国の国旗が次々と現れては消えていく。
どこにあるのか場所が分からない国もいっぱいありました。
(NHKさん、もっとちゃんと解説してよね~)
大きな国、小さな国。近い国、遠い国。
北京オリンピックでは204もの国や地域が参加しているそうです。
この、長い長~い入場行進を(本当に長い!)観るだけで、
世界の多様さというものを教えてもらえますね。
『ひとつの世界 ひとつの夢』
北京オリンピックのスローガンだそうです。
支配して一つにしようとするには世界は大きすぎる。
むしろ、互いに多様な価値観を認め合い、
その上で世界が同じ夢を共有出来ることが『一つ』になることなのではないか。
とまあそんなことを考えてしまいました。
で、実はそれよりも、もっと興味深いことがあるんですよね。
聖火の点火方法??
いやいや。それよりももっと面白いことがあるんです。
それは、『開催国の観客がどの国の選手入場の際に大歓声を送るのか』ということ。
だって、これで開催国の観客がどの国が好きでどの国が嫌いなのかが分かるから(笑)
で、自分が見た範囲で中国の観客はどの国に大歓声を送ったのかちょっと書いておきます。
観客が特に大歓声を送った国
中国(これは当然大歓声)
アメリカ(ちなみに中国語では『美国』と書きます)
ロシア
台湾(日本のすぐ後に行進。日本と違い凄い歓声でした)
香港
シンガポール(華僑が多いから??)
イギリス(次回のオリンピックはロンドンですね)
フランス
ドイツ
イタリア
オーストラリア
カナダ
スイス
スペイン
ブラジル
北朝鮮(凄い歓声でしたね~)
イラク
キューバ
パキスタン
で、同じアジアの隣国なのに全然沸かなかった国・・・
韓国(哀れほとんど無反応。北朝鮮との扱いの違いがひどすぎます)
モンゴル(隣国でしょうに~)
ネパール
ブータン
インド(だから隣国だってば~)
ベトナム
タイ
フィリピン
日本はちょびっとしか沸きませんでしたね。
せっかく小さな日中両国の国旗を振ってたのに。
まあ、そんなものなのでしょうかねえ。
(最近のオリンピックの中では一番存在感がなかったような・・・)
・・・もちろん有名な選手がいるかどうかが関係しているとは思いますが、
それ以上に政治的なものも感じてしまうわけでありますよ。
とにかく競技は無事にすすんで欲しいぞ・・・ガンバレ! ニッポン!