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カテゴリ:声優
王道
若山弦蔵さんと言えば、フェルプス君こと、初代スパイ大作戦のヒーロー、大平透さんが指令の声「おはよう、フェルプス君…」のフェルプス君ピーター・グレイブス、大平さんの「・・・・尚、このテープは自動的に消滅する」の有名なセリフが懐かしい。田中信夫さんがバーニーだった。力持ちさんは誰が声してたったけ・・・ もうひとつ若山弦蔵さんといえば、ショーン・コネリー、もう絶対に他の人にはやって欲しくない、それぐらい絶対のFIX。暴れん坊将軍のナレーターだし、そうそう、鬼刑事アイサンサイドのレイモンド・バーがあった(古いね) 納屋悟朗さん、言わずとしれた銭形のとっつあんで、宇宙戦艦ヤマトの沖田さんだが、同時にチャールトン・ヘストン、これも絶対、ヘストンの顔みたらこの声がでてきちゃいますもの。 大塚周夫さん(大塚明夫さんのパパ)といえば、びびびのねずみ男にブラック魔王(ああ、もうみんな知らないかも・・・TT)ブラック魔王では歌も楽しくキャラ声でうたってて、それがまたえらく上手いんだよね~元祖キャラソンですね・・・でもって大塚さんは外画じゃチャールズ・ブロンソン、それと片端から悪役やりまくってました、これがまた憎々しげなんだけど、どこかへなちょこなんだ、そうそう思い出してきた。 ついでに、キャラソンで思い出した、グズラだぞ~ではグズラ本人が主題歌うたってましたね、この方は大平透さん、ハクション大魔王で、科学忍者隊の司令の南部博士。 スタートレックのカーク船長をやってる(いまでもね)矢島正明さんは、ナポレオンソロのロバートボーン、この人じゃないとだめ。絶対(わがまま笑)。リポビタンDのCMでもおなじみ。 ナポレンソロではコンビの相棒のイリヤ・クリヤキン(ちょっと美形のぼうや)ことデビット・マッカラムを若き日の野沢那智ちゃまがやってましたね。 私たちの世代は、深夜のラジオ番組ナッチャコパックというがあって、そのパーソナリティがなっちゃまこと野沢那智と白石冬美(巨人の星の飛雄馬の姉、アキコさん)の二人が毎週掛け合い漫才をやってて、それはもう面白かった。 今の声優番組と一緒で、ときおりやってくる声優さんのゲストにわくわくしたり、企画もので、ラジオドラマをやったり、富山敬がゲストで出たときは、狂喜乱舞したと思う。 まあ元祖アニメ声優ラジオみたいなものだった。 もう30年以上も昔の話である(冷や汗)。 その、ナッチ(那智ちゃま高じて、ナッチと呼んでた)のFIXはアラン・ドロン、これは死が二人の袂を分かつまで変えてはいけない組み合わせである。冒涜するやつがいたら、私が撃滅しにくかもしれない(ちょっとへなちょこ)。 そういえば、富山敬(故人)さんは、外画たくさん出てたけど、FIXは思いあたらないな~富田耕生さんという仲良しの声優さんと組んでピンポンパンの朝8時からの生(なま)番組でぶちゃ猫(富田さんは犬のわんさん)を16年つづけられたそうで、ぶちゃ猫はずっと見てたけど、16年って年月を生でやってたなんて・・・後で知って、とてつもない衝撃。 たぶんアニメでは佐武と市が最初の主人公かな、でも私は初代タイガーマスクの伊達直人なんですよ、古代進くんで、ヤン・ウェンリーで、まる子ちゃんのおじいちゃんで、そして比類無き超2枚目ヒーローのデューク・フリード(UFOロボ・グレンダイザー*1)、タイムボカンシリーズの最後を飾ったヒーローの逆転イッパツマンこと剛速球も、いかにもの声で演じてくれて、拍手喝采。イッパツマンは富山さん演じた最後の典型的なスーパーヒーローだったように思う。 富山さんの場合、逝かれたのが現役ばりばりのままの57才膵臓ガンという典型的な過労死なんで、もう、夢を与えてくれてありがとうございましたと手を合わせる以外にないです。思い出すだけで、涙がこみ上げてきちゃう。だから銀英伝の本編は最近ぜんぜん見たくないのです。見れない絶対に。 そうそう、最初のエディ・マーフィーは確か富山さんだった。 うーん、富山さんが出てきたら、古代君のお兄ちゃんで、キャプテンフィーチャーでダンディ2の旦那ことトニー・カーチスの広川太一郎さんでしょうか、佐々木功(いちゃお様と読む。言わずとしれたロカビリーの帝王、宇宙戦艦ヤマトなど水木一郎、堀江美都子とならぶ3大アニメ歌手)がロジャー・ムーアのFIXだったっけね~。 いちゃお様といえば、羽佐間道夫さんとロッキーことシルベスタースタローンを分け合ってましたね。ダンディ2は最近復刻映像が貴重なDVDボックスになって出てるらしいので、もしかするとアドリブ大天才の広川太一郎とおとぼけ佐々木いちゃおの二人の抱腹絶倒なアドリブ合戦が聴けるかもしない。 広川太一郎、吹き替え界の異端児革命児、計算したアドリブの天才。ダンディ2は、とにかく、今のTV事情ではあり得ないぐらい、まったく実際のドラマとかけ離れたところのアドリブの嵐で、それがもう涙がちょちょぎれるおもしろさ。 この名作に対抗できるのは、羽佐間道夫の俺はハマーだ(だったっけ・・・)しかない。 ダンディ広川ギャグで、いまでも覚えているのが、(もちろん広川さんのあみだした語呂合わせギャグ)で、怒ったときの“頭にきなこ(用法:あたまにきなこ~と叫びながら走る)”と“窮屈十靴運動靴(用法:きゅうくつじゅっくつうんどうぐつ~~~~と言いながら囚われの場所から脱出したり、相手を殴ったり)”あと、不朽の名ぜりふは“熱血っ~~!!”で私はこれは後の10年ほどの間ずっと毎日使ってました。(爆) 思い出せば、むかしはTvは100%の吹き替え時代だったので、こういう話ができたんですね~今みたいにチャンネルも多くなかったし・・・ 今回、なんでこんな年がばれる懐古話になったかと言いますと、とり・みきの映画吹替王という本を見つけまして、上記にでてくる生年月日が1930年代のラジオしかない時代のラジオドラマからTv時代の黎明期の生録りアフレコから、フィルム時代のNGしたらぶっ殺す、という緊張感有りすぎの時代を生き抜いてきて、今だに現役の吹き替え界の重鎮(妖怪ともいいますが・・・笑)でいらっしゃるお歴々の長編インタビューを今読んでます。 この本、面白すぎる~。 この方々にとっては野沢那智=ペーペーの若造なんですから、恐ろしい・・・最後に唯一現世代(私と同い年?)の代表で山寺宏一ことやまちゃんが恐縮しまくってでてます。 そう、いままで挙げた、吹き替え界の重鎮たちは、みなさんそれぞれ、名前を見ただけで、声が浮かびますし、ハリウッドの俳優さんの顔を見るだけで、この声が浮かんで来ます。そしてアニメでも名の知れたキャラをやってる人が大半です。これこそが声優さん(この第1世代の方々は声優と呼ばれたくない方々も多いみたいですが、だからって、この仕事はだれにでも出来る物ではないと言い放って、ニヤリと笑う好々爺達です) ところで、山ちゃん。 あれだけの活躍をしてて、ドナルドダックのディスニー公式ボイスで、甲殻のトクサでビバップのスパイクでおはスタの顔で、黒木瞳のCM内夫なのに・・・あれだけ外画いっぱいでてるのに・・・FIXないですね確かに・・・衝撃! 器用貧乏の典型ですね、将来の羽佐間道夫タイプかな? そういう意味では、私のごひいき森川さんは、出演本数では山寺さんに負けたり(?)するのかもしれませんが、王道街道まっしぐらで、FIXへの道では1歩リードしてますね。(うっしっし・・・) *1:UFOロボ・グレンダイザーはマジンガーゼットシリーズの最後に出た高視聴率番組で、常に30%あたりの高いレベルを維持し大人気を博した。初代マジンガーZの兜コウジ(声はジャッキー・チェンのFIXでおなじみの石丸博也さん)が、ヒーローの座を捨ててアシスタントの役割に徹しきったのもフアンをうならせ、涙を誘った、すこし惜しい気がしたが。最後はおんぼろマジンガーも引っ張り出しての大太刀廻りもあったりした。フランスでゴールドラックの名前で放送され75%という1980年後半に伝説的な視聴率をたたき出した。2000年にパリを訪れた筆者がレコードショップでゴールドラックのキャラクターTシャツを手に入れているぐらい、いまでも根強い人気があり、元祖ジャパニメーションの先頭騎手でもあった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.11.14 16:17:38
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