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カテゴリ:映画
マッド・ラブ1995年作品吹き替え1996年?
(2000年DVD発売)97分 製作: デヴィッド・マンソン 監督: アントニア・バード 脚本: ポーラ・ミルン 撮影: フレッド・テイムズ 音楽: アンディ・ロバーツ 出演: マット:クリス・オドネル(森川智之) ケイシー:ドリュー・バリモア(渕崎ゆり子) ケイシーの母:ジョアン・アレン(滝沢久美子)← マットの父:ケヴィン・ダン(大塚芳忠) ケイシーの父:ジュード・シコレラ(糸博) マットの弟:T・J.ローサー(田野恵) 他、マットの高校の友人で石田彰 ケイシーと恋に落ちたマットは10歳の時に母親が家出して以来、幼い双子の弟と妹の面倒をよく見るやさしいまじめな青年だったが、両家から二人の交際を反対され、精神不安定なケイシーが自殺未遂をしたのをきかっけに家出。精神的バランスを崩したケイシーを抱え、初めは若さ故に無鉄砲に突っ走った二人も、徐々に窮地に陥る。 ETの子役として有名を馳せたドリューは私生活でもどん底をなめて立ち直っただけにケイシーのシンクロする部分があるのか、不安定で寂しげな演技は抜群に魅力的声の渕崎ゆり子の演技はたどたどしさも残しながらも、後半の不安定に陥る精神状態を上手く表現していた。若き日のクリスを吹き替える森川智之の演技も、前半は一生懸命さが逆に入れ込み過ぎを感じたが、後半のケイシーへのいとおしさと未熟な青年ゆえの不安な気持ちを表現する部分では、とても青年らしさが出ていて、素直でストレートな演技だった。特にケイシーへの囁く声と幼い弟へ示す家族の愛情を込めたセリフの微妙なニュアンスの違いには、相手によって伝える愛の気持ちが違う種類のものであることがセリフだけで感じ取れる、BLドラマでも良く実感する森川の状況を捉えるうまさが光る部分だ。 映画としては、どんどん追い込まれる未熟な若者の焦りや不安が良く表現出来ていた、結末も含めて、ぼちぼちの作品である。若き日のクリスオドネルのピュアな美青年ぶりがまぶしく、ドリューのあにゅいな美しさにはかなり惹かれるものがある。後半はほとんど終始二人のお芝居になるが、素直な演技で好印象。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.07 23:27:17
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