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カテゴリ:アニメ
アニメ「創聖のアクエリオン」
>>スタッフ抜粋 原作 河森正治・サテライト 監督 河森正治 音楽 菅野よう子 音響監督 三間雅文 音響効果 倉橋静男(SOUND BOX) アニメーション制作 サテライト >>キャスト(メイン) アポロ 寺島拓篤(新人) シルヴィア かかずゆみ シリウス 杉田智和 ピエール 小野坂昌也 麗花 小林沙苗 リーナ 佐藤裕美 つぐみ 日笠山亜美 ジュン 阪口大助 クルト/クロエ 朴●美(●は王に路) 不動 GEN 石塚運昇 ソフィア 玉川紗己子 ジェローム 飛田展男 頭翅(トーマ) 森川智之 音翅(オトハ) 兵藤まこ 夜翅(ヨハネス) 青森伸 >>あらすじ(設定?) 11年前の大変動で地球の人口は2/3に減少 変動で南極の氷が溶け、1万2千年前の堕天使族が復活し残された人類を次々に襲って、生体エネルギープラーナを奪う。 人類は海底遺跡より1万2千年前に堕天使族を滅ぼした3機のベクターマシンを発掘。このベクターマシンは合体して機械天使アクエリオンとなる。パイロットはエレメントと呼ばれる因子を持つ前世で堕天使族との戦いに因縁のある若者達を中心に、特殊能力を持つ3人で1チームを編成して合体しアクエリオンとなって、人類を襲う謎の堕天使族と熾烈な戦いを繰り広げる。 という御話? >>以下評価 主題歌:ダサい、昔のロボットアニメを意識したのか、現代的なポップの作曲者にむりやり作らせた感じ、 歌詞に1万2千年の時を越え~と、昔流りゅうの設定説明調でしかも行進曲風にしても、全体のアレンジが今風の軽いものなので、合わない。こういう場合は、クラッシック風のストリング多用のアレンジかメタルがんがんのロックアレンジにしてくれないと、せっかくの3機合体が気合がぜんぜん入らない。 エンディング:ドイツ語?曲はステキだが、意味不明。理解不能。 作画(キャラ):デザインは綺麗、良く動いている。表情も綺麗に動いていて、感情表現も出来ている。合格点。コスチュームが昔のタツノコ系で地べた走り回りヒーローアニメテイスト。 作画(総合):パースもカメラアングル(絵コンテ)も色彩も独特のアレンジがあって、綺麗な仕上がり。ラーゼフォンの色調よりはどぎつめだが、全体にぼかしのような処理をして、意図的に原色色の発散するぎらぎらした輪郭を消している様子。色目のわりには綺麗に写る仕上がり。結構テクニシャンが絡んでいそう。 CG:ロボット系はみんなCGだが、CGにこだわりすぎて、おもちゃが動いているみたい、先週末にみたマクロスゼロのように、究極の手書きメカ物の、作画アニメータによる感情移入のデフォルメの素晴らしさが、このアクエリオンでは再現できないので、ちょっと残念。私はメカはどんなに時間がかっかっても当時のアニメーターの原画を元に起こすスーパーデフォルメの方が臨場感があって好きだ、どきどきする。アクエリオンは、それにごてごてしすぎのデザイン。堕天使族の方が、はるかに優美で美しいデザイン(まあ、そういう意図なのかもしれない)アクエリオンには、いっぱいなにか装飾なのかなんなのかわからないものがついていて、それが綺麗に動くのは素晴らしいが、機能が不明なだけにメカ的には美しくない。ダサい。機能美を知らないのかしら。それとリアル感にこだわる忠実なCGは、パースのデフォルメが無い分、美しさに欠ける。やっぱダサい。ダサいぞ。 キャラクター:おまえらぁ~よくもまあ恥ずかしげもなく戦闘中に「ぁあああぁっつ、きもちいいぃっつっ~」だの「合体してぇ~」だのと、エロアニメ真っ青のセリフをいけしゃぁしゃあと・・・観ている大人が赤面じゃないかぁ~しかもエコーかかってお風呂モードだし、作画もハイライト光線フィルター処理のキャラ裸だし、生きそうな表情をしてるし、もう、エロ勘違いを狙いすぎで、苦笑しか出ないぞ。戦闘合体中にそんなに時間かけて快感むさぼってたら、堕天使が先に行っちゃうぞ。たらたら描写して気色悪い。こういう演出ならそれでもいいから、テンポよく合体して頂戴。え、もう行っちゃったの?ぐらいがよろしい。ロボットアニメ戦闘中なんだから(爆笑)堕天使さんだって、絡みたいんだから・・・(あれ勘違いかな?) 主人公:のアポロニアスの生まれ変わり君は、勢いがあってよろしい。こういう主人公大好きだ。なんかやってくれそうな予感。昔、矢尾一樹さんが主人公で「やってやるぜ」と雄たけびを上げてバーサーカーモードで力が出る主人公が居たが、近い。 声のお兄さん、有望な新人。関智と小西を足して置鮎で混ぜたような声音、発音はいい感じ、セリフ回しもぼちぼち、新人にしてはよくやる。がんばりとおせれば、化けるられるよ君。森川さん、関さんら(2人居る)、檜山さん等、アニメの絶叫系で主役デビューを果たした声優さんほど、後に良いポジションで居座りつづけている人が多い。(笑) メインキャラ:かかずゆみさんキャラ、前世の記憶が蘇る部分とのコントラストが上手いが、標準のはねっかえり娘モードはちょっと類型的演技か?もうすこし奇抜な発想をしてもよかったのでは。 それれより、ナルシスト兄シリウスの杉田君、君は全然いけてない。修行が足らん。技術に溺れたな若造よ。シリウスはそうじゃないだろう。合体で「あはぁぁぁん」「ぬぉおおぉん」なんてぬるい声出して言ってる場合じゃない、なんだあの戦闘中のへなちょこ声は。格好つけてるナルシストシーンも、ただのステキなお兄さんモードじゃ遺憾だ。この人、設定みるとありきたりな人じゃないのよ、成田さんや子安さんや森川さんにやらせてごらんよ、もっと慇懃でさわやかでねちこくて変態かもしれないのに涼やかでスマートで凛々しくてカッコイイやさしくてステキ(そのうち犠牲者になりそうな)シリウスが出来上がる。がんばらないと新人に持ってかれるぞ。きみはおとなしすぎる、はじけなさい。 他の方々:みなさん、役まわりを心得ていらっしゃる、すばらしいです、石塚運昇さん、アニメでのこういう役めずらしいですよね。でも、ばっちりイメージどおりの妙に力が入ったエネルギッシュな妖しいおじさんが出来上がってますね、さすが。 敵キャラ:トーマの森川さん、とうとう2話で頭からしゃべらせてもらえました、よかったですね~。しかし、そう来ましたか、またやってくれました。予想の声より高かったです、天使ですものねぇ~ちょっとフェチ?バイセクシュルアル系?自虐系?はかなくて、けだるいという雰囲気とはちょっと違う感じ、なんか肌にペチャ-ってくっつく感じのやわらかい高めの声が、敵のラスボスであることを忘れさせる登場の仕方で、こっちが悲劇の正義じゃないのって思わせる。相方オトハの兵頭マコさんも、美形で憂いがあって吸い寄せる感じ、トーマへの愛の苦悩が声にも出てる。ラーゼフォン系に似て、堕天使族は音にいろいろ仕掛け(攻撃)があるので面白い演出。ヨハネスはどこ?何時出るの? 音響さんに注文。ちょっとこの堕天使族の精神会話シーン、フィルター処理かけすぎで聞き取りずらいです。ただでさえ、ブリーチと同じでセリフを聞いても脳内で即漢字変換できないような変な用語をいっぱいしゃべってるのだから、せめてもうすこし聞き取りやすくなる処理をしてほしい。せっかくの声優さんの美声だけじゃ、音楽みたいに流れるだけの感じになっている。3話めから工夫してください。 設定:ダサいです。古臭い部分を突っ込むのは面白さが出ていいけど、それが融合しないと、ダサいだけに終わる。ギャグに走りすぎると、浮く。絵でデフォルメしてギャグができないので、おもしろおかしいとギャグの違いを意識してやらないと、変なアニメで終わってしまうのでスタッフご一同さまご注意を。過去、粋、洒落、面白い、ステキ、カッコイイが共存していたアニメは、ダイターン3やブライガーシリーズ、そして戦国魔人ゴーショーグンなど(どれも鈴置さんや塩沢さんがでていた作品じゃないか)研究してください。 そんなわけで、4月の新アニメの中で一番面白いと思うので、ちょっと自分でもめずらしいテンションで乗り乗りになて評価してみた。 どうも、昔の70年代~90年代(1993年ごろに仕事で強制卒業させられた)遺跡のようなロボットアニメ大好き主題歌全部今でも歌えるぞ人間のため、どうしても、3機合体ロボだけは、無視できない。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.12 11:36:03
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