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「第三双生児」 原題:THE THIRD TWIN/1997年製作/アメリカ 監督:トム・マクローリン(「ブロス リターンズ」「13日の金曜日PART6」) 脚本:シンディ・マイヤーズ 原作:ケン・フォレット キャスト ケリー・マクギリス:野沢由香里 ジェイソン・ゲドリック:森川智之 ラリー・ハグマン「ニクソン」:宝亀克寿 他 ストーリィ:同じ顔、同じ声、同じ指紋をもち、方や普通の育ちの良い心やさしき若者、方や性犯罪者、さらに現れる同じ男。政府の陰謀がからむ遺伝子操作実験。ケリーマクギス扮する大学教授は、双子の調査をすすめるうちにどんどんこの陰謀の深みに嵌っていく。 お話は、TV用映画なのかな、サスペンス仕立てで進むが、あまり捻っても居ないし、怖くもない、ただ主人公の見せる戸惑いと善良性、人は生まれもっての性癖が後の人生を支配するのか、環境の要因が大きく人を変えるのか、本性が変えられないのか、といった疑問を、双生児自らが、自分の分身たちの性悪な行動に直面しながら、戸惑い混乱し怒りながら出生の謎と陰謀を解き明かしてゆく。主人公は女性として犯人に狙われながらも、学者としての信念を貫こうと必死に戦う。 うーん、お話的にはいまいち盛り上がりとか、どきどきするほどの面白みはないが、役者森川智之の演技には惹きつける魅力がある作品。 あの、トップ・ガンでは透徹した美しさと年上女の色香が充満していたマクギスだが、本作でも同じレベルの役どころでありながら、ふけ過ぎてかわいそう。それでも、ジェイソンはいっぱい誘惑してくるんだけど・・・って、ジェイソンが4役しているので、森川さんも4役している。この吹き替えの森川さんの声の高さが一番好きかもしれない。誠実な青年役はさておき、同じ声、同じ顔でありながら、不敵に薄ら笑いを浮かべ、おぞましくもいやらしい台詞を平然と並べる犯罪者の演技は、それはそれは素敵だ(爆)、あのメロウな2枚目の声で、ナイフを突きつけながら「パンツぬげよ」である、そのほかにも、BLCDでは普段あまり聞けないAV系の鬼畜変態台詞もあって、マニアには面白い作品。役者はやはりこういう4役とか変態と好青年などのコントラストがある役では演技力の見せ所なので、生き生きとして楽しそうに演じるし、彼の本領発揮のうまさが光る。掘り出し物VTRである。 ちなみに、これ、DVDではでていない模様、レンタル屋でもほとんど見かけない。 私も偶然レンタル屋の中古落ち告知から見つけた代物。800円と激安だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.23 11:14:22
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