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映画ナイロビの蜂公式サイト映画 ナイロビの蜂 (原題『THE CONSTANT GARDENER』) 2005年/イギリス/128分 監督:フェルナンド・メイレレス(「シティ・オブ・ゴッド」('02) ) 原作:ジョン・ル・カレ 出演:レイフ・ファインズ、レイチェル・ワイズ、ユベール・クンデ、ダニー・ヒューストン、ビル・ナイ MovieWalkerのページより アフリカのナイロビでイギリスの外交官として働くジャスティン(レイフ・ファインズ)のもとに届いた突然の訃報。それは、救援活動に励んでいるはずの美しい妻テッサ(レイチェル・ワイズ)のものだった。失意の中、妻の死の真相を独自に調べたジャスティンは、妻が追っていたイギリスの製薬会社による汚職事件に辿り着く。 とてもとても重い話でした。でもカメラワークが報道ドキュメンタリー風になったり、サスペンス調になったり、そして時に大自然紀行風になったりと、状況にあわせて変化。映し出される情景は、時に汚く荒んだスラム街や凄惨な現状、時に心に染み入る美しいアフリカの自然、そして白々しい都会のロンドンの町、常に回想シーンで夢の中のようなフィルターのかかった家庭のシーン。美しい妻との愛の時間・・・とても秀逸でした。脚本も無駄なモノローグを排し台詞と情景描写で全てをわからせる、手法的にはブロークバックと同じ。それだけに画面から眼が離せません。 これは夫婦の愛の映画なのか、サスペンス映画なのか、境界線があいまいなまま、なぜ美しく愛らしくけなげなテッサが死んだのか・・・ジャスティンが抱いた妻への疑問が、実は周囲に周到に張り巡らせられた罠であることを知り、妻が一体何と闘っていたのかをだんだん謎解きのように解明しながら、どんどん危険な状況に陥っていくのですが、一方で、美しく笑いかけ愛してると囁く妻の思い出が、常に走馬灯の様に脳裏をよぎり、謎解きとともにより一層の深い妻への愛におぼれていく様子がリアルで、何度も何度も泣きながら画面に見入ってしまいました。 巨悪の陰謀劇に関しては、それほど深い伏線があるわけじゃなくて、サスペンスとしてだけ見れば単純なお話なんですが、夫婦の愛と葛藤の感情面を絡めた演出は、すばらしかったです。 ジャスティンの愛の探求ドラマだとして観るなら、とてもとても深い感銘するストーリィです。 これ以上書くとネタばれになるので、やめときます。 本作で妻テッサ役のレイチェルワイズがアカデミー賞の助演女優賞を取ったのですが、納得の演技でした。本人も美人なんですが、その情熱的な平和活動家としての彼女の生き生きとした表情が、夫を深く愛するが故の苦悩と愛が、きらきらとしていてまぶしいぐらいの魅力でした。すばらしかったです。そして、最初はへなちょこ系の庭弄り大好きインテリ夫のジャスティンが変貌してゆく様も見事でした。すばらしい1本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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