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カテゴリ:吹き替え
メールで森川さんがサムサッカーのキアヌを吹き替えたとの連絡があり、昔に集計したキアヌの吹き替えデータを見直して最新データを加えてみました。
以下にそれを列記します。 キアヌ・リーヴス Keanu Reeves 『危険な関係』(1988)ワーナー・ホーム・ビデオDVD島田敏 『ビルとテッドの大冒険』(1989)ハピネット・ピクチャーズDVD不明 『ラジオタウンで恋をして』(1990) 不明 『殺したいほどアイ・ラブ・ユー』(1990)不明 『マイ・プライベート・アイダホ』(1991)ポニーキャニオンVHS宮本充 『ビルとテッドの地獄旅行』(1991) カルチュア・パブリッシャーズ/ポニーキャニオンDVD井上和彦 TV東京 高木渉 『ハートブルー』(1991)ビクターエンタテインメント DVD堀内賢雄 TV宮本充 『ドラキュラ』(1992)ソニー・ピクチャーズ DVD平田広明 TV宮本充 『リトル・ブッダ』(1993) 東芝デジタルフロンティアDVD松橋登 『から騒ぎ』(1993)アスミックVHS 『カウガール・ブルース』(1993)? 『スピード』(1994) 20世紀フォックスDVD山寺宏一 TV江原正士、宮本充 『JM』(1995)東宝DVD? TV宮本充 『雲の中で散歩』(1995) 20世紀フォックスDVD山寺宏一 『フィーリング・ミネソタ』(1996) 東北新社DVD宮本充 『チェーン・リアクション』(1996)20世紀フォックスDVD山寺宏一、TV朝フジ森川智之 『ディアボロス/悪魔の扉』(1997)日本ヘラルド映画・ポニーキャニオンDVD堀内賢雄 TV東京 堀内賢雄 『死にたいほどの夜』(1997)ケイエスエスVIDEO堀内賢雄 『マトリックス』(1999) ワーナー・ホーム・ビデオDVD小山力也フジTV森川智之 『リプレイスメント』(2000) ワーナー・ホーム・ビデオDVD森川智之 『ザ・ウォッチャー』(2000) ソニー・ピクチャーズエンタテインメントDVD森川智之 TV東京小山力也 『ギフト』(2000) 東芝デジタルフロンティアDVD大塚明夫 『陽だまりのグラウンド』(2001)DVD小山力也 『スウィート・ノベンバー』(2001)ワーナー・ホーム・ビデオ DVD森川智之 『マトリックス リローデッド』(2003) ワーナー・ホーム・ビデオDVD小山力也 フジTV森川智之 『マトリックス レボリューションズ』(2003)ワーナー・ホーム・ビデオ DVD小山力也 フジTV森川智之(未放映) 『恋愛適齢期』(2003)ワーナー・ホーム・ビデオ DVD山野井仁 『コンスタンティン』(2004) ワーナー・ホーム・ビデオ DVD小山力也 『 サムサッカー』(2005)ソニー・ピクチャーズエンタテインメントDVD森川智之 『イルマーレ』(2006) ワーナー・ホーム・ビデオ機内版&DVD森川智之 『スキャナー・ダークリー』(2006)ワーナー・ホーム・ビデオ? 不明 森川智之(10)DVD5本 TV5本 小山力也(6)DVD5本 TV1本 堀内賢雄(4) 山寺宏一(3) 宮本充(6) DVD2本 TV4本 1996年が最後? 平田広明(1) 松橋登(1) 井上和彦(1) 島田敏(1) 山野井仁(1) 2003年新規採用 DVD1本 大塚明夫(1) 江原正士(1) 高木渉(1) 1999年以降 森川智之(9)DVD5本 TV4本 小山力也(6)DVD5本 TV1本 というわけで、1999年以降のキアヌの新作はほとんど森川さんか小山さんが担当してます。 1本だけ山野井さんという例外がありますが。。。同じワーナーなんですが、小山さんだったり(コンスタンティンとマトリックス)山野井さんだったり(恋愛適齢期)森川さんだったり(そのほか全部のワーナー作品)。 ソニーさんは今回再び森川さんを起用してくれたことで森川=キアヌの構図は業界でも大分認識されたのかなって思います。一方で2人交互(でもないけど)適用のワーナーさん、製作スケジュール優先なのかもしれません。でもねぇ・・・DVDってたぶん権利買ってから製作発売までに半年とかへたすると2年ぐらい時間があるなずなんで、相当前からスケジュールしているはずなので、声優さんも十分選んでブッキングできるはずなんですが・・・よく分かりません、勝手なこと書いてます。 まあ、それにしても、1999年以降でカメオ出演とか声のみ出演などを除いた、いわゆる本線でのキアヌ出演作品の13本を森川さんと小山さんの二人で乱取りしている状態は間違いないです。 小山さんはマトリックスシリーズ以降、森川さんはTV放映初出演(チェーンリアクション)以降での出演数が急増してますので、お茶の間では、キアヌ森川がトム森川と同じくらい浸透している印象です。これはDVDもTVキーになっているのはマトリックスシリーズということで、DVD版とTV版を見比べるのは面白いです。 そういえば、この二人が役でかぶるのはほとんどキアヌだけですね。 小山さんは当たり役の24のキーファーとERのクルーニーというTVドラマシリーズから派生して映画作品もFIX状態ですし、森川さんはユアンとトムでハリウッドオーディションをクリアしたお墨付きのFIXを持っています(とか言いながら平田さんがユアンをやったりもしますが)あと森川さんにはアダムサンドラーという持ち役があります。 キアヌ以外ではほとどかぶることはなくむしろ共演が多いこの二人、演技傾向はぜんぜん違います(何気ない一言や叫び声が似てるときありますが) 最近リリースされたDVDで「ウェディングクラッシャーズ」がありますが、この作品での主演のヴィンスヴォーン(小山力也)とオーエンウィルソン(森川智之)のように、共演での演技対決がとても素晴らしいです。ウェディングクラッシャーズは特にお互いの役者としての持ち味や強みが十分に生かされていて、素晴らしい吹き替え作品に仕上がっています。 ちなみに小山キアヌは骨太で躍動感があり、森川キアヌは繊細で病んでる雰囲気があって、最近のダークで病んでる役が多いキアヌにはどちらかというと森川さんの演技傾向が向いてる気がします。また、森川&小山コンビがキアヌをメインで担当するようになる前は劇団昴の看板2枚目役者の宮本充さん(すんごい良い人のイメージになります)が沢山担当してました。これまた若いキアヌには良くあっていたと思いますが、同じ理由で最近の病んでるキアヌにはちょっと声が明るいかなって気がします。宮本さん最近のはまり役はエイドリアン・ブロディですね、相変わらず若々しくて繊細ないい声ですので、すこし影があるけどもキュートなエイドリアンにはぴったりです。 実際のキアヌの声は低くて深いので、ハリウッドオーデションシステムだと小山さんも森川さんも採用されていなかったかもしれませんね。もしくは収録時にもうすこし使う声の高さを低くさせられてたかもしれません。でも、お二人とも今の声の高さでの演技がとても素敵なので、この二人で本当によかったと思います。そして、最近低音に艶と深みとヴィヴラートが増してさらに演技に落ち着きが出てきた森川さん、今後もキアヌを沢山担当してほしいなって思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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