本番。
もはや何も言うことはありません。演奏自体は、そりゃ緊張もすれば失敗もするしいろいろあったけど、それも全部含めて「俺たちの音」。満足です。客観視してしまえばたいした事のない演奏かも知れないけど、それでも俺たちは1年かけてこの演奏を作ってきたわけで。3年間、ワグにいて本当によかったと思った。素晴らしい場所だ。来年はもうみんなでこの感動を共有できないと思うと、凄く寂しい。ところで、昨日「俺は泣かない」とか言ってたにもかかわらず、号泣してしまいました。くそう(爆)いや、いいんだべつに。泣いたって。演奏終了後すぐに泣いたわけじゃなくて、てか舞台上ではまだ全然平気で、「こりゃやっぱり泣かねーなー」とか思ってたんだけど、楽屋に戻って、楽器を片付けて、下手(バイオリンが退場したほう)に行ったら、コンマスが号泣してて、そこで「うっ!やばい!このままここにいたら泣く!!」と思いその場を立ち去り、上手に戻るとビオラパートが集まってて、みんなで花束交換とかをして、手紙をもらい、頑張ってね、とか声をかけながらもなんとか耐えて。ここで割とギリギリだったのかな。その後ちょっと歩いていると、マネジのK松に「1プルお疲れー!!!大変だったなぁ~~!!」とか声を掛け合って手を握り合って、肩を抱き合ったところで崩壊。その後はN藤さんを見て泣き、クリさんを見て泣き、K島さんを見て泣き、とりあえず泣きっぱなしだった。本当に記憶にある限りでは初めてこういう泣き方をした気がする。小中の卒業では泣かなかったしな。こういうところで泣ける自分がいたことに驚いた。泣くって言うのは、寂しいとか悲しいとか嬉しいとか、そういった「冷静に分析できる感情」のレベルを超えたところにある現象なんだなぁと思った。確かに寂しいし悲しいし嬉しいってのもちょっとあるし、いろんな感情が渦巻いてたけど、泣いたのはそういうんじゃないと思う。とにかく泣き狂った。枯れるまで泣いた。枯れたところで立ち上がってみたけど、なんとなくまだ出てきてる気がした。ふらふら。何が嬉しいって、後輩がああやって泣いてくれたのが凄く嬉しい。アンコールに入場してくるときにふたごとか2女が泣いてて(泣いてるのが見えて)、そこで「ああ…」ってなって、戻ったところで男子とかも泣いてくれてて、そこでまた「ああ…」ってなって。いい後輩を持った。メッセージカードなんかくれちゃってまぁ。たまんない。2年後とかに今の1年生が祭りとかでラフ2やりたいよねー、とか言ってくれたらうれしいなぁ。4年前の先輩たちも嬉しかっただろうな、やっさんがやったとき。2年生は、ここまで2個上1個上(俺たちね)の卒業を見てきて、自分たちの代はどうしたいのかとかってことを考えなきゃいけなくなるし、1年生は年が明けた瞬間(てかもう次の火曜にはそうなるのか)から「全乗り」の脅威にさらされるわけで。2年生の全のりは本当に大変(今年はメインがくっそ大変だったから余計にだったろうなぁ…)だけど、めげずに頑張って欲しい。ほんとに。頑張れ。楽屋口のエレベーターから降りたら大ワグの人たちが待ち伏せしてて、熱烈勧誘された。まあ入るつもりだけど。その後。打ち上げ@カプリ池袋。なんか…打ち上げた(爆)インド人店長万歳。むしろ打ち上げ@いんぺく家。夜中に住宅街を闊歩する(凄くうるさい)高校3年生20人あまり。そんなで流れ込んだインペクの家族の方々、ご迷惑をおかけしました。結局徹夜…といって差し支えないんだろうな、あんだけ起きてりゃ。夜通しなんだか騒いでた。朝になって、帰りに朝食を目白マックでまた15人くらいで食べる。そこでワグBBSのOBの方の書き込みを読んでなんとなくまたあつくなる。やばいなー、これは。しばらくは「3年生」とか「終わり」とかいう単語で熱くなってしまいそうだ。いや、でも本当に楽しく、充実した、素晴らしい3年間を過ごすことができました。ありがとう。最後に。マサヤへ。3年間お前を見てきて、実際なかなか正面から向き合ってなかった感もあるけど、お前の隣でラフ2が弾けてよかった。これからのことはこれから考えるとして、とりあえず1年間トップ本当にお疲れ様。俺なりに何かできないかと考えてはいたんだけど、結局お前にもたれかかりっぱなしで1年間過ごしてしまった。ごめん。もっといろいろしてあげるべきだったね。ほんとうに3年間ありがとう。楽しかったよ。