森の水車

2005/06/05(日)15:19

母の目が生まれ変わる

     白内障になって、さあ、もう何十年・・・ 新聞を丹念によむ母は、 目から10センチくらいに、くっつけて読んでいました。 私の反対を押し切って、手術を受ける決心をし、 それでも怖いから、色んなお友達に電話をしたり、 知ってる方に、話しかけて情報収集していましたが、 とうとう・・・ 興奮のなか、3日に手術を受けました。 入院はせずに、日帰りコース。 30分おきの、消毒の目薬や、手洗い、励行!!! B型の母は、常日頃、とっても大ざっぱで、 きれいに手洗いをするのは、大変な努力 それよりも、もっと大変な事がありました。 それは、二ヶ月前からの ”禁酒 ” 少量とは言いながら、ずっと続けてきた晩酌を、 きっぱり止めて、 ビールがおいしいだろうなあ・・と思いながら 辛抱の毎日です。 もちろん、私も・・・トホホ アルコール抜きの成果もよろしく、手術は大成功 !!! ナント!!  次の日には、眼帯もとれて・・・ 「世の中が白いよ~~」「色がきれい~~」 「壁はこんな色やったん~??」 母はまるで、生まれかわった人みたいに、 感動しています。 どうやら わたしは、 手術に失敗して、寝たきりになったらどうしようと、 余計な心配をしていたみたいです。 でも、失敗する例もあるとは聞いていました。 「こんなにきれいな色を、知らないまま 死んでいくところやったわ~~」 母の感動は、まだまだ続きそうです。 「両目とも、きれいに見えるようになったら、 色々したい事があるねん。」とは、 我が母ながら、驚きです。

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