テーマ:猫のいる生活(138890)
カテゴリ:ねこ
雑草だらけだった駐車場脇の花壇をやっとのことで整備して、玄関に戻ると「アラシ」がいた。
「アラシ」は、近所の野良猫で、しゃとらんが来る一年位前から、この辺りで暮らしている。 本当は、この子も飼いたかったんだけど、なにせ猫を飼うのがはじめてだったため、ためらっているうちに来なくなり、その間にしゃとらんを飼うことになった。 毛色の良い猫なので、近所に可愛がっている人もいるらしい。 友達に聞くと、かなりいろんな家に出没して、行動範囲も広いようだ。 初めて顔を見せた日が、ものすごい嵐の日だったので、我が家では「アラシ」と呼んでいる。 冬に見かけたときは丸々と太っていたのだが、最近、また痩せてきている。 先日、角の美容院のところに「チビ」と一緒にいたのを見たが、そのときも冬より30パーセントくらい細くなっていた。 冬毛が抜け落ちたにしては、かなり痩せた感じ。 とはいえ、去年の夏も、こんな感じで怪我もしてヨボヨボで現れたのだが、冬にはパツンパツンに太っていた。 昨日は、いつもねぐらにしている藪のあたりでも雑草刈りをやっていたので、落ち着かなくて我が家に来たのかも? 私が玄関から家に入ると、アラシは庭のほうに回った。 庭から、部屋の中を伺っている。 ぶっちが気づいて、窓際にやってきた。 ブルブル震えながらアラシを見るぶっち。 特に威嚇する声などあげないが、不安そうに窓の外のアラシを観察している。 その様子に気づいたのか、テレビの裏で寝ていたちょこが出てきた。 ちょこも落ち着かない様子で、窓の外のアラシを睨みつける。 ぶっちが少し動くと、いらだたしげに「フーッ」と声をあげる。 中の二匹と外の一匹はしばらくにらみ合っていたが、私がカメラを向けると、アラシが近寄ってきた。 網戸越しににらみ合いを続ける猫たち。 ついに二階で寝ていたしゃとらんもやってきた。 しゃとらんは落ち着いた様子で、アラシを見つめる。 しばらく四匹でじっとしていたが、しびれをきらしたアラシは、オリーブの木のあたりにシャーッとマーキングすると、庭を去っていった。 三匹は、しばらく鼻をピクピクさせて、網戸の傍に陣取っていた。 猫にも慣れたし、なんとか家に入れてやれば飼えそうな気もするのだが、地域で四年も無事に暮らしている猫なのだから、無理をして家に入れるより、外にいたほうが幸せなのかもしれない。 狭い家の中で、他の猫たちと折り合いをつけながら暮らしていくのは、アラシにとってはちょっと辛いかもしれない。 悩みながらアラシの去っていった方向を見守るもりのねこ家であった。 買い物メモ:猫の日用品はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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