テーマ:猫のいる生活(138405)
カテゴリ:ねこ
10月2日 日曜日。 一夜明けたぶっちゃんに大きな変化はありませんでした。ただ、ほとんどじっとしていて、穏やかに過ごしていました。お水をやると、ちょっとだけ飲みました。ほかの猫たちは、ちょっと様子を見に来ることはあっても、あんまり近づくことはありませんでした。 温かくして寝たためか、ぶっちゃんの太ももは少し暖かく感じましたが、腿の内側の脈は触れず、回復のきざしは見えませんでした。今日は日曜日のため、夕方の早い時間に病院が閉まるので、その時間まで治療しながら預かってもらうことになりました。昨日からちょっと強い薬を使ってもらっているのですが、あまり変化はないようです。足の爪が黒っぽくなってきたようですが、もともと、肉球と爪はブチ模様だったので、あんまりわかりませんでした。 ま た、 文化祭に行って、家に帰りました。朝、下半身の動かないぶっちゃんを籠に入れるのが難しくなってきていたので、新しいペットキャリーを買うことにしまし た。家には、籐の籠とプラスチックの籠があったのですが、比較的大きなプラのほうは自転車の後ろ籠に入らないし、固いので、ソフトキャリーを新調することにしました。 日曜日の夜の担当は、いつもの院長先生ではなく、女の先生でした。最初の日も次の日も、ぶっちゃんの状況はよく看てくださっています。ぶっちゃんに一見変化 はないようでしたが、「上半身も、うっ血してきているようで、動きにくくなってるようです」とのこと。血液検査のために、ちょっぴり腕の毛を剃られているのですが、紫色っぽくなっていました。でも、もともと、白い毛の下がどんな色だったのか、見たことはなかったので、実感はわきませんでした。 女の先生と、もう一度、話をしました。まだ、完全に希望がなくなったわけではないけれど、あまり良い方向に向かっているわけではないこと。いつ、どんなことになっても、もうおかしくないこと。ただ、今、状態は安定しているので、何もないこともあるし、万が一でも苦しんだりしないで、そのまま・・・という可能性が高いこと。もし、あまり様子が苦しいようであれば、病院に連絡してくださいということでした。そうなったときには、蘇生しようとしても、病気の原因が原因だけに、あまり意味がないということも話してくださいました。ぶっちゃんにこれ以上の苦しみを与えるのは、私も本望ではありません。その時がきたら、見守るしかないと思いました。でも、明日、一番に病院に来ること、来週一週間の予定なども相談して、病院を後にしました。 確かに、ぶっちゃんの元気は、かなりダウンしているようにも見えました。でも、反応はあってキャリーに入れるのをちょっと嫌がったりもしました。新しいキャリーに、行きに使ったバスタオルを入れて、ぶっちゃんを入れました。 病院から帰ったぶっちゃんは、ソファーで大好きなお父さんに抱っこされました。そうやっていると、元気な時のぶっちゃんと何も変わりがないように見えまし た。食事の時間までは、バスタオルの上にペットシーツを置いて、そのうえでパソコンのお部屋でお父さんのそばにいました。お水を飲むかなと思って口元まで 持っていきましたが、自分で飲むことはできないようでした。口につけてやると、パクパクはしましたが、あんまり欲しそうではないのであきらめました。 夜も更けてきたので、ベッドに移動しました。息子は文化祭の打ち上げで、まだ帰っていません。私とお父さんはぶっちゃんを看ながら、寝室のテレビを見ていました。 「ぶっちゃん、ありがとう。うちの猫でいてくれてありがとう。ぶっちゃんはかわいいよ。大好き・・・」思いつくだけの言葉をずっとかけてやりました。昨日から、ずっとお話してましたが、ぶっちゃんはじっと聞いていてくれました。 お父さんが声をかけると、声は出ませんでしたが、パクパクと返事をするように口を動かしました。「ぶっちゃん」と、声をかけると、いつもお返事してくれた猫です。大好きなお父さんに何か言いたかったのかもしれません。 10時を過ぎて、息子が帰ってきました。息は早くなってきたけれど、そのままぶっちゃんは寝ていました。息子がお風呂に入っていると、呼吸が弱くなってきました。お父さんは息子を呼びました。 しばらくは息子とふたりで、汚れたところを拭いてやったり、なでてやったりしました。 ちょこは、動かないぶっちゃんのところに来ると、ちょっとクンクンして「ふーっ!」と、怒りました。しゃとらんは、そーっとやってきて匂いを嗅ぐと、ふっとわからないような顔をして、すっと向こうに行ってしまいました。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年10月05日 15時03分17秒
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