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2018年05月15日
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カテゴリ:ねこ

2018年4月25日 午後3時25分。
我が家の最初のねこ、しゃとらんが旅立ちました。
2002年にうちにやってきて、15年。16才になったところでした。

2011年に仲良しのぶっちゃんが先立ち、ずいぶん、甘えん坊になってきていたしゃとらんです。
茶トラでしっぽの先が白くって、おめめぱっちりの美猫さん。
食べ物の好き嫌いが多くて、ちょっと臆病で、小さい頃はとっても良く飛び跳ねていたけれど、脱走もすることなく、大きな病気もなく、ただ、歯は小さい頃から丈夫ではなくて、前歯は2才頃に何本か欠けたし、数年前に奥歯は全部なくなっちゃって、でも、切歯だけは立派で外にはみ出してました。


■特に大きな変化のなかった発病1年目
変調に気づいたのは、2016年の春。
右目が涙目になってるのに気づきました。鼻筋が濡れて色が変わってて、なんとなく腫れぼったい。
ちょっと前になった結膜炎かなぁと思って、病院に連れて行ったけれど、目は異常がなく、どうやら鼻の奥に何かある、これはたぶん鼻腔内の腫瘍という診断。

CTをかけてみれば、ハッキリわかるかも? だけど、猫の鼻腔内腫瘍は手術不適合で完治は望めない。
治療としては、抗生物質やステロイドで様子見ということなので、精密検査はせず、投薬を試して様子をみることに。後日、やっぱり目が原因かもしれないので、専門医を紹介してみてもらったけれど、やっぱり鼻腔内のほうに問題があるのだろうという結論でした。


もっとも、この当時は、まだ元気もあるし、ゴハンも食べてる。もともと偏食なうえに、ムラ食い、加齢のせいか食事の量は減ってきていて、太り気味でたぽたぽで5.7キロあった体重も、4.5キロあたりでスリムなお猫さんになってはいましたが、特に、生活に変化はなく、穏やかなので、治らない病気なのなら、このまま穏やかに過ごさせてやろう、どんなになっても…と思っていた頃です。

進行が早ければ、余命三ヵ月くらい。最後もかなり辛いと聞いて、毎日涙涙…でした。

薬を変えながら、数か月。期待したほど効果はなく、投薬は中止。ただ、それほど進行もせず、夏、秋……どうやら進行の早い腫瘍ではなさそうということで、様子を見ているうちに秋も終わり……冬に差し掛かった頃、いきなり鼻から出血してました。
いつも、朝、ゴハンゴハンとうるさいのに、来ないからどうしたのか見たら、鼻血が出てたのです。
びっくりしたものの、止血剤やステロイド剤を投与しているうちに、数日で収まり、またまたおどろいたことに、ぷっくり腫れていた目の周辺も、幾分、すっきりしてきました。もっとも、完全になくなったわけではないのですが。

ただ、完治したかも?くらいに普通の生活に戻っていたようです。

■発病2年目 食欲不振と繰り返す鼻出血
腫れが引いてから、年を越し、また春……ゴールデンウイークあたりに、また腫れが目立ってきました。
今度は、目ヤニも出てたし、抗生剤を投与したり、ステロイド剤を追加したりなどしていたのですが、この頃から、日に日に食欲不振が目立つようになってきました。
薬も変えたりやめたり、体調の変化をみながらやっていたものの、特に目立って良くなるわけではなく、輸液やステロイドで多少、元気が出るかなー程度。それでも、少量の鼻出血があると、少し楽になるのか、食べられるようになったりするものの、しばらくすると、また腫れが目立ってきて、鼻水や鼻づまりで苦しそうになってきて……。


食べられない時は、シーバのスープの水分のみ&かつお節だけなどという日もあって、強制給餌も試すようになってきたものの、数日すると、また少しずつ食べれるようになって……という繰り返し。

鼻水や鼻づまりもひどくなってきて、苦しそうな時も。
7月から、ツイッターで闘病記録をつけることにしました。

■暑い夏を迎えて
7月は結構、暑い日が多く、食欲不振も暑さのためもあるのか、なかなか食べられなくて、輸液で補給したり、スープをやったりでしのぐ日もあったせいか、体重も3.5キロまで落ちてしまいました。

そして、8月。やっぱり食べなくて、動物病院で診察して輸液をしてもらっているうちに鼻血が出始めて、帰宅後は本格的に大出血。この時は、数日で出血が収まると、食欲も出てきて、腫れも収まってきて、復活のお猫さんです。ただ、やはり完全になくなってはいないみたい。

ただ、日に、何度もゴハン要求しにくるようになってきて、一回あたりはさほど量がいかないものの、欲しがる時には積極的に食べさせたため、8月は順調に体重が増えて、月末には4.2キロまで復活。

■秋から冬へ
9月に入ってからも、しばらくは順調だったものの、(順調な時は記録がなくなる)月半ばあたりから、また鼻づまりがしんどくなり始めると、ゴハンを食べなくなって、鼻詰まりや鼻水に苦しむお猫さん。一日中、脱力して寝る日があったり、少量の鼻血が出ると、少し楽になったり、良くなったり悪くなったりの繰り返し。とにかく、鼻をブーブー言わせてることが多くなって、しゃとらんがどこにいるか、起きてるか寝てるか、このブーブーでわかるくらいになってました。

結局、10月中はずっとこんな感じで、11月のはじめに大出血から、小康状態へ。
ずっと鼻づまり&鼻水なので、漢方の葛根湯加川芎辛夷をやってみたりしたけど、効果のほどは良くわからず。腫れも出血後しばらくは引くけれど、落ち着いてくると、また膨らんできて……。
12月に入って、腫れも目立ってくると、しんどくなって、12月初旬に絶食状態に。ぐったりして、ベッドにおもらしもしたけれど、輸液やステロイドで様子を見ているうちに、多少、復活して、数日後に大出血。12月の半ば。例のごとく、腫れが引くと、食べられる時期が来て、比較的元気な状態で、年を越すことができました。
ただ、悪くなるサイクルは早くなってる気が。

■2018年
年始からまた、鼻づまりっぽくなったものの、まだ食欲はあって、12月から1月は3キロ台後半で推移。1月末にまた出血したものの、粘液に血の混じる状態。これが、腫れの正体なのか、どうなのかわからないけれど、出れば腫れは多少引くが、鼻づまりは解消せず、ブーブー言い続けて2月突入。やっぱり、ずっと調子が良くなくて、2月後半。25日に動物病院に行って帰ると、出血が始まりました。この時の写真を見ると、かなり腫れが酷くて、しんどそう。

■発作
その日、出血し始めて数時間後、夕方に突然、しゃとらんが叫び始めて暴れ出しました。見ると、瞳孔が開いてておしっこも漏らしてて、ブルブルガタガタ、いわゆるてんかん発作です。
発作はすぐに収まったけれど、また1時間くらいして発作。数回、繰り返して、収まるとまた普段の様子に戻るのですが、目が離せないので、その日はリビングに布団を敷いて、一緒に就寝。
夜中にウロウロと徘徊が始まって、また小さい発作。その度に、おしっこを漏らすので、紙オムツをつけることに。その後、発作は起きないものの、翌日も夜は徘徊。くるくる部屋中を歩き回るのですが、昼間はほとんど寝てて、絶食状態。週明けに動物病院に連れて行って、相談した時も、ぐったり。
もう、こうなったら、余計な治療はしゃとらんの負担になるばかりのような気がして、輸液も投薬もストップして様子をみることになりました。もう、このままかも……とは思ったのですが。

■復活
とりあえず、水はシリンジでやって、スープやちゅーるは口の前まで持ってきて、食べれば食べさせるけれど、シリンジは使わないことに。ただ、数日すると、少しずつ動けるようになってきて、水は自力で飲みに行くし、トイレも自力で行くことができるようになりました。スープとちゅーる、にゃんにゃんカロリーやエナジー500の溶いたものは少しずつ食べてて、固形物を口にしないまま約一週間。でも、3月に入ると、カリカリも少しずつ食べ始めて、通常運転になってきました。
あの状態から、よく復活したものだという感じだけど、腫れは相変わらず残ってて、ただ、鼻づまりは少し解消。食欲も復活してきて、3月中は比較的穏やかに過ごすことができました。


■最後の一ヵ月
4月に入って、また、鼻づまりっぽくなってきて、食が落ちてくると同時に、腫れもかなり目立つようになってきました。
それでも、月半ばくらいまでは、なんとか小康状態。その後、鼻水が出てくるようになってきて、腫れも大きくなってきたあたりから、ほとんど食べなくなってきて、それまでは食べたいのか、習慣なのか、時々台所にやってきたものの、何を出しても、ちょっと見てどこかに行ってしまって、食べる気がおきないみたいなのです。
当初は、ベッドまでスープやちゅーるを持って行けば、口をつけていたものの、目の前に持ってきても拒否するように。強制給餌は悩んだけど、シリンジでやれば食べてくれたので、一日二回くらい頑張ってもらうことに。ただ、胃液と鼻水の混じったものを吐くことが多くなってきて……。
とはいえ、水は相変わらず飲みに来てて、トイレも自分で行ってするし、自力で二階にあがって好きな場所に寝たりも。ただ、自分から食べないだけ。
そんな中、少し鼻出血したけど、すぐに止まって、現状維持。
24日の夕方も、自分で二階にあがっていって、シリンジでちゅーる一本食べて……。


夜10時ごろ、叫び声が聞こえたので、慌てて見に行くと、ベッドの上で痙攣が始まってました。前、発作が起きた時は数分で止まっていたけれど、止まる気配がありません。瞳孔は開きっぱなしで、震えっぱなし。息も荒くて……。

濡れたものを替えたり、猫ベッドを用意したりしてやっている最中も、痙攣は収まらなくて、いよいよかと覚悟。その後、息子が帰ってきて、一緒に様子をみていたけど、収まる様子はなくて、激しく息をしたり、ブルブル震えたり、唸ったり、いろいろ繰り返すものの、安らぐことがなくて、そのまま一晩を越しました。手は添えてやってたけど、撫でると痙攣が酷くなるので、そっとしておくだけ。
翌日も、唸ったり、震えたりしたまま続いていて、様相は変わるものの、昨夜の発作以降、こちらからの呼びかけに答えることはなく、発作状態。とにかく見守るのみ。
昨晩から暴風雨で外は激しい雨と風。家族は仕事や学校に出掛けたけど、そのまま見えるところで家事や仕事をしつつ見守って、水をやったり拭いたりはしたような気がするけれど、どうしてやってたのか、よく記憶になくて……ただ、お昼前ごろから鼻血が出始めて、少し、落ち着いてはきたけれど、相変わらず痙攣は収まらず、呼吸も荒くて。
午後、3時25分、しゃとらんは動かなくなりました。それまでしゃっくりみたいにしてて、血と茶色いものを吐いたので、拭いたりしてたら、伸びを2回して、あれ?と思ったら息してませんでした。


■さよなら しゃとらん
ペットセレモニーに頼んで引き取りに来てもらい、ひつぎにはお庭の花と、天国で大好きだったぶっちゃんと巡り合えるように、ぶっちゃんとのツーショットの写真を入れさせてもらいました。
本当にしゃとらんはぶっちゃんが大好きで、いっつも一緒にいて、そのせいか、ぶっちゃんがいなくなったら、とても甘えん坊になって、前よりずっと身近にいてくれました。
若い頃は、おとなしいけれど、ツッパリ猫で抱っこもそんなに好きじゃなくて、距離感もあった猫だけど、最後はベッタリの甘ちゃんになってきて、用事があると呼びつけるし、夜は一緒に寝るし、なんか赤ちゃんに返ったような感じでした。

いなくなって、まだ、一か月経っていないのに、ずっと前からいなかったような気がして、2年かけて心の準備をさせてくれてたのかなと思います。

病気の時は辛かったけれど、何度も回復してくれて、たくさんの喜びを味合わせてくれた猫でした。

ありがとう、しゃとらん。長い間、一緒にいてくれて。
大好きだったよ。しゃとほどかわいい猫はいなかったよ。

≪追記≫
■一か月後
ぶっちゃんのリンゴの木の隣に、しゃとらんを埋葬しました。

遺骨、ぶっちゃんの時は、かなり粉々だった記憶もあるのだけど、かなりちゃんと形が残ってて、頭の腫れていた部分らしきところは、黒っぽくなってました。ただ、他の骨はかなり長くてしっかりしてて、最後まで身体は丈夫だったんだなと思わせる骨でした。

悪くなった頃に血液検査もしたけれど、肝機能も腎機能も問題なく、腫瘍以外は健康体だったみたいです。
家の中から、お骨がなくなったら、なんだか静かで寂しくなった気がします。






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最終更新日  2018年05月28日 18時26分58秒
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