息子の旅支度
高2の息子、旅に出発しました。行先はイギリス。学校の海外研修です。学校で年に何度かある海外研修の選抜チームに入るために、選抜試験をチャレンジし続け、やっと合格を手にしたところや、夏休みの間、何度もあった打ち合わせにも出席し、事前学習などに取り組んだところは、評価できるんですけどね。「旅支度」となると、また別。もう、高校生なのだから、放っておいても自分でちゃんとするハズ・・・と、口も手も出さないようにしていたんですが。とりあえずは、スーツケースはネットで注文しました。自分で選んではもらったのですが・・・。いつもと同様なんか親任せなところが、垣間見えて、一抹の不安が・・・。旅行に出るとなると、服や下着なども必要です。手持ちのもので、なんとかなるのか、ならないのか・・・買い物となると、親がお金を出すのだから早めに考えてて!というのに、結局は、出発の直前まで言い出さず。「で、何が、どれだけ要るの?」「靴下・・・が3足くらい? トランクスも少し要るかな?」「ほかには?」「???」「何を着ていくつもり?」「制服もあるし・・・あ、半袖の白いシャツ欲しい」息子の学校の夏服は、基本、ブルーです。ただ、最近は白い半そでシャツを着ているコもいるみたいで。ただ、イギリスで半袖か?こっそり調べたところ、日本の4~5月とか10月頃の気温だし、「地球の歩き方」のページでここ最近の予報を見てみると、最高気温が23度くらい最低気温が12度くらい。服装の目安も、どちらもしっかり長袖です。「寒かったら、制服のジャケット着るからさ」・・・それ以前に、普通に長袖のシャツでいいんじゃないでしょうか?どうしても、半袖白シャツというので、父親の半袖をおろしてやりました。結局、買っても、ブルーのシャツも健在だし、国内でも着る機会なさそう。それより、中学時代から着ている長袖白シャツ(冬用)がくたびれているので、この際、新調したほうがいいんです。――こういう話をしていた時は、日本の最高気温が35度前後という頃。お盆休みの登校禁止週間だったもので、「涼しい」とか「寒い」という記憶が、脳から溶け出していたに違いありません。エアコンのない自室でPC三昧していたので、脳は融けてたね。きっと。そうこうしている間に、いきなり関東は涼風モードに。ここで、やっと「寒い」感覚を取り戻したのか、何が何でも半袖とは言わなくなりました。そして、薄手の長袖シャツやニット、Tシャツなどは、入れたものの・・・結局、息子が「地球の歩き方」を見たのは、出発の朝。「結構、寒いじゃん。北欧と違わない・・・」急遽、絵と似たようなジャケットをスーツケースに入れることに。実は、前日になっても、制服を着て集合するのか、私服なのかわかっていず・・・メールで連絡をとりあって、私服ということに。で、出がけに靴を履いた瞬間・・・。「あ、靴・・・ローファーだ」そうですよ。制服を着ていくというので、ローファーは数日前に新調しましたよね。今、使っているのが、底に穴が開いたと言ってましたからね。ここ数日、慣らし履きしたりしてましたけど?「私服にローファーは変。これは持っていく。ビニール袋出して!」と、スニーカーに履き替える息子。施錠したスーツケースを、また開錠です・・・何やってんだか?最初詰めた時には、65リットルのスーツケースもガラガラだったのですが、結局、後から詰めたもので、かなり一杯に。やっぱり、一週間(5泊&機中泊2)だと、これくらいなのか。本当に、ほかの荷物は大丈夫なのかなぁ?・・・横浜駅に集合し、NEXで成田まで。無事に行ったかなーっと思ったら、成田から電話がかかってきました。携帯は持って行っていないので、何でかけてきたのか?「日本円、どこに入れた?」外貨はすでに財布に入れていたのですが、日本円は「どうせ、空港の行き帰りだから」と、最初は持っていくつもりもなかったみたい。でも、空港や移動中、必要になることもあるだろうと、私が換わりに財布に入れたんですね。入れたことは知っていたけれど、財布のどこに入れたか、わからなかったらしい・・・。(混ざると面倒かな?と、思って、外貨とは別のカード入れのほうに入れたのは、わかりにくかったとは思うんだけどね)ああー、知らないぞ~。さっさと入れなかったから、母が入れてしまった荷物もあるのよねー。だから、どこに何が入っているのか、確認しておきなさいって言ったのに。「どうせ、入っているんなら、わかるし」って、言ってたのは、どこの誰かなぁ?ともあれ、それから連絡はないので、無事出国したことでしょう。時差があるので、今日の夕方到着予定。といっても、12時間くらいは乗っているのかな?もっとも、乗り物に乗るとすぐ寝ちゃうコだし、15時間の長距離バスの旅も経験あるので、たぶん、大丈夫。あとは、無事で、実りある旅になるよう、遠く日本から祈るだけです。楽しいお土産話待ってます。