2004/12/08(水)11:11
食材とのやりとり
最近気がつきました。
たとえば、にんじん、玉ねぎ、ジャガイモを切って
かるく炒めるとします。
初めは、にんじんはにんじんのまま。ジャガイモも
ジャガイモとしてごろごろと鍋の底を転がっているに
すぎません。
しかし、ある時間を境に、それぞれの食材が自分に
「もう材料ではなく、料理にかわったよ」と
訴えてくることにです。
その料理を食べてみると、食材とのやりとりが
あったものは美味しく、なにも無かった料理は味も
いまひとつです。
料理は技術だと思っていましたが、食材とのやり取りが
存在するとは新鮮な驚きでした。