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自然育児 森のわらべ 多治見園 

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2018年11月14日
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待ちに待った、2018年「森のようちえん全国交流フォーラムinとっとり」

前日までの仕事と荷造りで結局このまま寝たら絶対に起きられない!ということで、寝ずに朝の4時半
自宅出発。
昇る朝日にキャーキャー感動する娘達を後ろに乗せ、猛烈な睡魔と闘いながら運転しやっとの思いで岐阜県庁到着。
今回岐阜県が手配してくださったチャーターバスで、みなさんと約7時間かけて鳥取県は大山(だいせん)に到着したのはお昼過ぎでした。




バスを降りると、雪のない大山スキー場の肌寒い空気と、紅葉の燃えるような美しさがお迎え。
小学生の娘たちは、今回二泊三日母と離れてポニー(馬)キャンプへ。
もう何ヶ月も前から指折り楽しみにしていただけあって「離れて寂しい」はもちろん「行ってきます!」も、振り返ることさえ一度もなく…。
背中に書かれたワクワクの文字を見送りながら、母も思い切り楽しんでこようと誓ったのでした。


***
今回の森のようちえんフォーラムのテーマは、
「大きな山のふもとで人の育ちを考える さぁ森へ行こう、さぁ森を出よう」

北は北海道から南は鹿児島まで、全国から約400名の方が集まりました。
この参加者を支える運営するスタッフは、コアの実行委員約20名、当日の運営委員約70名。
来年度、自分たちが主催することを念頭に、参加者としてだけでなく運営目線で捉える三日間に気が引き締まります。

***
今日のメインプログラムは3つ。

開会式でオープニングパフォーマンス、パネルディスカッション、そして、夜のスペシャルトークライブ。
三つと言いながら実は、初日から裏プログラムもこの後ありました。

***
オープニングパフォーマンスから順を追って振り返りましょう。
(もれなく長文です)

あの、大ヒット作「えのない えほん」を翻訳をされた大友剛さんによる手品と歌と絵本のオープニングパフォーマンス。​http://www.otomotakeshi.com

「マジックと音楽と絵本の世界〜森の保育を彩る3つの魔法〜」と題して、1時間のステージ。

ずっとお会いしたかった大友さん。手品技術もさることながら、妙に冷静なボケとツッコミを絶妙に入れつつ、淡々と手品が進んでいく…漫談手品のようで、笑いのツボにはまっては笑ったり驚いたり忙しい私。




手品のあとは音楽と絵本。
この曲知ってるかな?といって弾き始めたのは新沢としひこさんの「にじ」。
私も子どもたちも大好きなこの曲。
日本ではごくごくありふれた楽器、ピアニカ。とっても切なくちょっとジャジーなコードで聴くにじ…豊かな音楽表現に感動してウルウル。

最後は待ってました!
「えのないえほん」文字通り、文字のみでストーリーが進んでいきます。
ページをめくるたび、笑い転げる会場前列の子どもたち。
幼児男子が大好物の下ネタに、椅子から転げ落ちそうになるほど大爆笑している小学生の我が子…。

今回、作者の読む姿にすごく興味がありました。
どんな風に読むのか、自分がどんな風に読んだらいいのか、そんな視点で拝見していましたが。文字で書かれたツッコミ以外にさらにツッコミをいれる大友さん。私らしく読めばいいんだ、という学びを頂きました。

大友さんは被災地支援をずっと続けてきたり、一般の幼稚園保育園でも子ども向けに、また保育士さんや親子向けのプログラムもされていることを後にご本人から伺いました。
また来年もお会いできたらいいな…。

***

二つ目は、パネルディスカッション。
今回のフォーラムの実行委員長、まるたんぼう(​http://marutanbou.org/other/2844/​)
代表の西村早栄子さん。
そして行政からは智頭町長の寺谷誠一郎さんと鳥取県職員さん、そしてネットワーク理事の内田幸一先生の4者が登壇。

9年前に行われた愛知フォーラム。ここが西村さんにとって、いつか鳥取で開催したい!と思ったスタート点だったそうです。
何度もやりたい!といっては実現しなかったこと、積み重ねてきた行政との関係、今日までぶつかってきたであろう沢山の困難と、それを一緒に乗り越えてきた仲間たち。
舞台に凛と立たれたさえさんの姿に胸が熱くなりました。

そして、そんなさえさんを前に、
「西村さんはイノシシように突然私の目の前に現れては、町長!町長!としつこく言ってきてね。そのうち、これは敵わないなと根負けした。笑」
と笑いをかっさらっていく智頭町長さん。
ハートの熱い首長さんがいる。
この智頭町という町をとても素敵だなと思った瞬間でした。

私にとっての今フォーラムのテーマは、「いかに行政と森のようちえんがパートナーシップを組んでいくか」。
初っ端からそこへ切り込んできたパネルディスカッション。そして二日目、三日目を通してそこを深めていく時間となったのでした。

***
せっかくこんなに自然が美しいところに来たんだからと、夕暮れ前にお散歩。
そこに山があったら登らないわけにはいかない!と吸い寄せられていく方たち。




***

森わらブログ史上最長になるかもしれませんが、この日最も心が揺さぶられたのが、最後のプログラム。

NPO法人フリースペースたまりば理事長 西野博之氏によるスペシャルトークライブです。

まずはじめに日本の子どもたちの現状を最新のデータを用いて紹介してくださいました。
小中高生のいじめ41万件のうち小学校が31万件。小〜中学までの校内暴力数のピークはなんと、小学二年生なんだそうです!
小中高の自殺は年間357人。
つまり毎日1人の子どもが自殺する社会。大学生含めると年間817人の自殺です。
その原因は様々だと思います。
しかし。これが、今の日本の現状です。

私自身、「森のようちえんのその先に」というテーマで、ようちえんと小学校を考える企画を服部秀子先生と行なったのを思い出しました。

いつも、森のようちえんがメインのフォーラムですが、幼児期のその先、学童期の話とつながったのは西野さんのお話が初めてでした。
学校に行かない選択をする子どもたち。居場所を求める子どもたち。
子どもたち自らが作る自治のまち。

西野さんのスライド写真をご紹介。







だいじょうぶを届けよう。という西野さんの言葉に、ここにいた多くの人が背中を押されたことでしょう。
素晴らしい講演は、会場にぎゅうぎゅうに詰め寄せたみなさんから溢れんばかりの拍手で終わりました

***
そして、西野さんの熱ーい登壇を終えての交流会。
いつもフォーラムでは、大交流会として二日目の夜に、みなさんと飲み物片手に語らう場があるのですが、今回は、初日から!!
この交流会がフォーラムの裏プログラム…醍醐味のひとつという実行委員さんたちの粋な計らい。

今回、鳥取のバーテンダーさんを呼んでのバーカウンターが出現しました。
1日限定90杯の地酒を使ったカクテルでおもてなし。お酒の飲めない人は、この大山牧場で作られた美味しいコーヒー牛乳を。
全国各地からの差し入れも集まり、色んな土地の日本酒もいただきました。

今回はバーテンさんと話が弾み、これ飲んでみて、とストレートのウイスキーを頂き…
飲みつつちゃんと歩いているつもりが、曲がっていたみたいでして。
道はこちらですよー、と声をかけて下さった広島の森のようちえん「おてんとさん」の園長ゴリさんはじめ、ふと気づけば濃いメンバーの集まるボックスシートへ。
そこへ、我が森わら園長のともちゃんや、長野のスーパー行政マン竹内延彦さん、鳥取フォーラム実行委員長のさえさん、も加わりました。




おいしいお酒を頂きながら、保育や、森のようちえんのこと、行政とのこと…立場は様々ですが、自分の向かう仕事へ熱い想いを語り合う方たち。
ふと見渡せばここに集う何百人もの人たちが、こんなにも子どもたちのことを思い、これからの未来のことを真剣に考え、語らっている。
ここにいる人たちの姿が、エネルギーの塊に見えて、突然感動の波がぶわっと押し寄せて来たのでした。
そんなこんなでフォーラム一日目。
徹夜あけからの深夜12時。
長い1日が終わったのでした。



コアスタッフ エリカ




森のわらべホームページ
http://www.morinowarabe.org/





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最終更新日  2018年11月14日 00時07分31秒
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