GW中に読んだ本(影響力の武器)
GWのお休みはyamaneは今日で終わりです。明日・明後日は仕事を入れてしまったので。GW中に読もうと図書館から何冊か本を借りて来て読んでいました。その中でも一番面白かったのが、これです↓影響力の武器第2版 今までに自分が自分の思考において「yes」と判断したことが、実は人の心理的な原理を応用して「yes]と言わせられていた。 人が人に与える影響力を心理学的観察の結果を基礎にして説明しており、科学的な裏付けがきちんとした本です(引用論文数が266)。第二版は教室向けの本と言うこともあり、各章ごとに要約・設問がありますので自分の理解度を測るのに使えますね。 本書の中で一番恐ろしかったのは、「死に至るサルまね」でした。「自殺者の報道が自殺した人と類似した人の自殺を促してしまう」 他人の死を知ると、多くの人が自分達にとっても自殺が適切な行動なのだと決めてしまうそうです。そのうち少数の直接的な行動をとる人は自殺に走るけれども、多くの間接的な行動をとる人は、事故(自動車、飛行機等)を装うとのこと。自殺の多さとその後に引き起こされる事故の規模は類似するそうです。ただ、1947-1968年のかなり古い期間のデータを使っているので、現代にもそのまま適応できるのかは不明です。 また、セールストークが人間心理をよく理解して組み立てられていることが、論理的に説明されています。自分も他人を説得するときに使ってるなーと思うような項目もあり、面白かった。返報性ルール等はよく使われているのではないでしょうか。 セールスに良く捉まってしまう方、テレビショッピングを見ていると気が付いたらいろいろ買ってしまう方は一度読んでみると自分の心理がどのように働いていたのか良くわかって無駄買いが減るかも?yamane