2010/01/24(日)19:25
僕の「いちご白書」をもう一度」
バンバンの「いちご白書をもう一度」(作詞・作曲荒井由美)で有名な映画「いちご白書」です。
公開は1970年で、薄汚れたリバイバル専門館(2番館)で見た。
学園紛争のなかノンポリの学生が、女子学生に引きずられて闘争に巻き込まれていくのだけど、実際こういうことは日本でもあった。
ぼくの通う地方私大は、当時もう数少ない革マル派の拠点校だった。
学生運動はもう下火となっていたけど、それでもまだ入り口前には学費値上げ反対の立て看などが掲げられ、講義の前には必ず革マルのオルグがあり、教授は終わるまで教室のすみで待っているのだった。
そしてオルグをするのは「いちご白書」のようになかなか可愛らしい女子学生だった。
きっと戦略もあったのだろう。
デモにも一応誘われたけど、ぼくは結局行かなかった。
好奇心旺盛だけど、行動の伴わないオタクだったのだ。
「見込みない男は意味がない」そう思ったのだろう。
甘ったるいものじゃなかったのだ。
以降は誘われることもなかった。
主題歌「サークル・ゲーム」(バフィ・セントメリー)もヒットしたから、それなりには映画もヒットしたのだろうか。
「いちご白書をもう一度」は、もうひとりの僕だったのかもしれない。
全般的にいうなら、中核より革マルのほうがきれいな子が多いと言われていた。
まあ、こんなんですからね、革マルのオルグ担当女子学生の目利きは正しかった。