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やざわの日記 「IとSheを煮詰めて」

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2010/10/23
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テーマ:たわごと(26724)
カテゴリ:カテゴリ未分類
忙しブリッ子していわゆる「金帰月来」をしてみた。要するに1週間家に帰らず職場で寝泊りして夜遅くまで仕事をするのである。職場と家の往復でかかる3時間を仕事に振り向けられるから少しは処理が進む、と思った。しかし慣れないせいか、残業時間が長くなった分、なんか集中力が続かずだれてしまって、ボーっとテレビ見てたり、いつもより遅く起きたりして、そんなに効果は上がらなかったようだ。生活にメリハリもなくなるし、健康的でもない。こういうのは「どうしても!」、という時にやるべきことで、慢性的、惰性的にやるようなことではないのかもしれない。でないとそのうち伸び切ったゴムみたいになってしまいそうだ。
予定表では12月第1週がどうやら今年最後のヤマのようだ。これをなんとか乗り切れば年が越せそうだ。年を越せばもう3月の異動に向けてみなそわそわバタバタしはじめ、うやむやのうちにおさらばできるだろう。甘いかな。俺が出るか上司が出るか。とにかく上司と切れたい。上司も最近はさっさとよそへ移りたいなどと他の同僚にも漏らしているようだ。そうそう、去ってくれ。俺と別れてくれ。
同僚が1人、とうとう、よく分からんが精神的に参ってしまったようで、どうやら入院することになった。職場のピリピリ緊張した雰囲気、不明朗な人間関係に耐えられなくなったのだと思われる。本人はすごく優秀で経験も豊か。人柄も良く、俺なんかよりよっぽど使える人なのに、なんという皮肉なことだろう。ここ一月くらいは休みがちになり、出てきてもすっかり気力が萎えている感じで、弱りきっていたもんな。時間の問題という気はしていた。現実になってしまい、参ったなあと言う感じ。
とにかく彼の分の仕事を皆で分担しないといけない。これが大変。皆で、と言っても誰でもいいって訳じゃない。彼の仕事の性質上、残り5人で5等分、というわけには行かないのだ。メイン部分を引き継げるのは事実上A君1人だけ。A君はもう憤懣やる方ない。酒飲んで荒れた荒れた。「それもこれも全部上司のせいだ。ニヤニヤして「A、あとは頼むぞ」の一言で済ませやがって。上司なら彼の後任探してくるとか、全体の仕事を減らす調整とかすべきなのに何にも手を打たない。自分の仕事を人に振って自分は一体何やってやがるんだ。ああ、俺も入院してえ!」彼の憤る気持ちはほんとよく分かる。しかし慰める言葉もない。
同期は「お前の上司は全然分かってない。何も感じてない。これでは次はAがつぶれるぞ。Aはもうキレかかってる」と不気味な予言。Aまでつぶれたらうちは壊滅状態になる。上司以外にはその仕事はできない。かなり危機的状況である。上司はこの絶体絶命の危機にも何も感じないのか相変わらず「あれをすぐやれ」、「これはどうなってるか大至急(上司の口癖)調べろ」と人の顔を見ればつつき回している。無事年は越せるのか。汝らの日は数えられたり。

昔の職場の同窓会みたいなのに呼んでもらった。男8人集まって昔話や近況の話題に花が咲く。8人の内訳は、30過ぎの独身2人、30過ぎの新婚1人、既婚者3人、バツイチ1人、バツイチを経ての再婚者1人と、実にバラエティ豊か。たった8人集めただけでもこの調子。今の世の中がいかに複雑になっているかをまざまざと感じさせられた。バツイチ組は毎月養育費を給料の3分の1近くも払っていた。なんかなあ、ほんと悲しくなる。夫婦別れは悲しいよ。夫婦は力をあわせればそれこそ無限のパワーを発揮できるのに。バラバラになってしまってはそれも望むべくもない。子供たちにはよくよく言い聞かせたい。

楽天の新監督に熱血漢の星野仙一氏が就任するそうだ。年は還暦を過ぎているが情熱はまだまだ衰えていない。気迫も実績も十分。変人監督のおかげで今年一年を無駄にした楽天にまた活を入れてよみがえらせ、来年こそぜひまた優勝争いを演じさせてほしい。

昭和の囲碁界に大きな足跡を残した坂田栄男(さかたえいお)氏が昨日90歳で亡くなった。昨年の藤沢秀行に続き、「巨星堕つ」、の観あり。鋭い打ち筋から「カミソリ坂田」「シノギの坂田」等の異名をとり、全盛時は連戦連勝、タイトルを総なめしは文字通り「向かうところ敵なし」。NHK囲碁トーナメントは3連覇を含めなんと11回も優勝している。この大記録はもうおそらく破られることはないであろう。名人、本因坊、十段等々獲得タイトルは歴代2位の64。まさに「最強」と言っても過言でない稀代の名棋士であった。ただ藤沢秀行のように語り継がれる盤外のエピソードが少ないのがちょっと、物足りないと言えば物足りない。(俺が知らないだけかな?)
サイト見てたらアマチュアのネット碁の大会が毎年開かれているようだ。俺みたいな者でも金さえ払えば参加できる。これは良い。こういうのを探していた。そのうちぜひ挑戦したい。俺のへぼ碁がどこまで通じるか。

もはや旧聞であるが、政治社会学者の小室直樹氏が9月4日、77歳で亡くなった。氏は奇行が目立ち、世間からは奇人扱いされることもあったが、その学者としての力量は本物であり、政治や経済、歴史、社会、宗教、教育など幅広い分野で見せた鋭い観察、分析は素晴らしいものであった。私は学生の頃、氏の著書「田中角栄の呪い」を読んで衝撃的な感銘を受け、一発で大ファンになってしまった。この本との出会いは間違いなく私の人生の一つの分岐点であった。まさに蒙を啓かれた思いであった。それからは氏の既刊書を買いあさり、新刊も必ず買っては読みふけり、教養とユーモアと知性あふれる小室節に酔った。氏の著書は読みやすく、かつ本質を衝くもので、ほんと勉強になった。氏の著書を読むのは私にとって至福のひと時であった。この日記の文体もかなり氏の影響を受けていると思う。最近新刊が出なくてさびしい気がしていたが亡くなられたとはほんとに残念。もっともっと活躍していただきたかった。氏の功績に心からの敬意と感謝の意を表します。ご冥福を心からお祈りします。合掌。





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最終更新日  2010/10/23 03:00:55 PM
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