2009/01/26(月)11:02
会社の成長
売り上げや利益の出る会社は「伸びている」と思われるが、
「組織の成長」という視点で見たとき果たしてどうなのか疑問がある。
何を持って「組織の成長」というのか、これを考える必要がある。
個人(社員)と組織(会社)の関係は共存関係といわれるが、個人も組織も成長していなくても、「売上額」が増加する場合もありう
る。
このようなときの個人と組織の共存関係はどうなっているのか。
忙しいので社員教育がおろそかになる、あまり努力しなくても売り上げ実績があるので、
新たなニーズに対応することを 考えなくなる。
一言で言うと「停滞現象」である。
以前、CDAの学習の中で「変幻自在なキャリア」という表現に出会ったが、
その中身は「常に、自分で選択し、自分でマネジメントする」ということである。
しかしこれを実現するのは困難である。
そのような動機付けを個人と組織に絶えず行うために 、
どれだけのエネルギーが求められるのか、自分では叶わない「キャリアマネジメントの世界」である。
確かにここ数ヶ月の政治経済の変貌はすさまじいものがある。
「100年に1度の大不況」
「年越し派遣村」
「国の予算のばら撒き 2兆円定額給付金」
「トヨタの赤字経営」
などここ数年前には考えられない状況が起こっている。
このようなとき組織も個人も萎縮するのではないかと不安になっている。
もちろん「キャリアマネジメント」の課題もかすんでしまうような気がする。
変化の常態化・人材構成の最適化・仕事と人のマッチング・雇用責任と雇用契約など、
組織が対応する課題はいかなるときでも対応が求められる。
そうしないと生き残れない組織が多くなることもありうる。
そのためにも「変幻自在なキャリア形成」についてもっと学ぶ必要があると考えています。
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