2013/07/14(日)12:49
町角の思い出。トリフ閉店。
何度見ても電気は消えたまま。ひとつ店が閉まると町角がひっそりかん。
南禅寺参道、金曜日は振り売りの八百屋さんがやって来る。夏野菜満載。重そうな袋を自転車に吊そうとしている喫茶店トリフの常連さんと目が合った。
「トリフ、なくなってさみしいね」
真夏、クーラーからの水の循環で生きていたハッパ達も元気が無くなってきた。サツキ、ベルギー産アブチロン(うきつりぼく)、雑草。
トリフには毎日さんが何人もいた。座れば出てくるイツモノ。お金を払わなくてもチケットが切られる。オートマチカリー。椅子に座ると立てないおばあちゃんも「ちょっとひっぱって」と。ママとは馴染みなのだ。40年・・・、ちょっとしたことが違うのだ。
ママさんは、さっそく再就職した。銀閣寺近くの喫茶店。観光客中心の客層らしい。いつものように「ありがとう」また来てね。今までやってきたように。
引き算があればどこかで増量される関係も生まれる。それにしても「行きたい」と思わせるちょっとしたコトってなんだろう。
画廊の前で聞かれた「このへんに10人ぐらい入れる喫茶店、あったよね?」はい、先月末まで、あったんですけど店しめはりました。
(残念です……)
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gallerymorningkyoto、来週は、赤土浩介個展