静寂聞仙楽―茂山人
静寂聞仙楽-茂山人 新月初昇耀浮堂、三尊祥降散霊光。 天女舞楽飄飄落、近江富士披銀裳。 漢詩意解: ☆昇り始めた新月が浮御堂を照らす、 ☆釈迦三尊が光背を照らして静かに厳かに降りてこられる、 ☆その周りには天女達が舞いながら楽器を奏で、 ☆近江富士の山も銀の衣を着る。 琵琶湖に来て初めて月夜の浮御堂を見て感動しました。絵を描きたい衝動に駆られました。 そして、夜に何回も浮御堂を見に行きました。この絵はその時の作品です。30号で8枚描こうとしました。今から見てやっぱり未熟ですね。でも、これは7年前の見方ですので、そのまま採用しました。 それが昨日に載せたポスターの作品ですが。満足じゃないけれど、諺「レンガを出して、玉石を引く=海老で鯛を釣る」が言うように皆様の描く気持ちを引き出せればいいなあ、と思いました。 何十年絵を描いてきても、満足な作品はまだないですね。いつか、必ず、私の満足できる、これっという作品を皆様に見て頂きたいですね。