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モーゼルだより

2005/12/27
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一日中どんよりとして、小雪がちらついた典型的な冬の一日だった。財政難で暖房光熱費を節約する為とかで、年明けまで大学の図書館も学食も閉鎖されているが、商店は今日から通常営業に復帰した。ただし、大晦日は午後2時でどこも店じまいして、これまた家族で新年を迎えることが出来る体制になっている。

さて、今日は生産年レポートの第三弾、ファルツです。

3. ファルツ

乾燥した冬の後、ノイシュタットでは葡萄の芽吹きが4月17日に観察された。これは平年よりも一週間ほど早い。この先行状態は開花期まで続き、ミッテルハート地区で6月8日から開花が始まったが、寒気の訪れが開花状態を長引かせるとともに、南ヴァインシュトラーセ地区での開花を遅らせた。その後再び天候は回復し、結実はほぼ順調に終わった。多少の花ながれはあったが、却って適度の間引きとなった。続いて訪れた温暖な天候で葡萄は勢いよく成長し、多くの醸造所では畝の片側の葉を取り除き風通しをよくする作業を行った。

夏にはドイツの至る所で多量の降雨のあったが、ファルツの森に風を遮られた一帯では雨不足が続き、7月中旬を過ぎると局地的に猛暑だった2003年よりも総降雨量が下回り、とくに平地にある砂質土壌の畑の被害が心配されたが、8月上旬まで葡萄は持ちこたえる事が出来た。ここ数年の乾燥ぎみの天候に適応した葡萄が、地下深くまで根を伸ばしていたためと思われる。8月中旬から乾燥ストレスの兆候を示す葡萄が増え、ミッテルハート地区の多くの醸造所では潅漑を行った。雨不足は一方で病気を減らし、ペロノスポラやオイディウムの発生もごく一部に留まった。また、雹もごく一部に降っただけですんだ。

降雨と土壌によって収穫にはバラツキがあり、乾燥した砂質土壌では果粒も小さく、収穫量は対前年比20~25%減となった。9月中旬の降雨の際、乾燥ストレスに見舞われていた葡萄が急速に吸水した結果、とりわけリースリングで果皮の破裂が見られ、その後の温暖な気候でペニシリン黴と酸敗が広がり、収穫の際の入念な選果が必要となった。反面グラウブルグンダーを除くブルグンダー系品種は破裂することもなく、順調に成熟した。

収穫は9月3週目に始まった。平均的な果汁糖度は70~95エクスレ、酸度は5.5~9g/Literで理想的な状態。フルーティで酸も穏やかな、しっかりしたストラクチャのワインとなる見込みだが、乾燥ストレスに見舞われた畑では、やや苦みが目立つ例もみられる。

参考資料:Das Deutsche Weinmagazin 24/ 19. November 2005

winter
昨日の葡萄畑。






Last updated  2005/12/28 07:24:57 AM
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