筑後路を行く
筑紫次郎こと筑後川流域の吉井町に行く。耳納連山と筑後川のロケーションが素晴らしい。ここは柿の産地。数年前は水害で大変だったが復興が急ピッチで進んでいる。この近くにおいしい蕎麦屋がある。 天ぷらもおいしい 天つゆでなく自家製の塩で食べる天ぷらおいしいとは知らなかった。柿のデザートもいける。 帰りは日田の咸宜園に行く。近くは通るが行くのは初めて。広瀬淡窓の塾だ。 この漢詩が好きだ。かけ塾の前でしばらく漢詩を堪能。 道うことを休めよ他郷 苦辛多しと同袍友有り 自ずから相親しむ柴扉暁に出ずれば 霜雪の如し君は川流を汲め 我は薪を拾わん江戸後期の日田の儒学者・教育者、廣瀬淡窓(1782~1856年)が開いた私塾。開塾から明治30年の閉塾までに全国からの入門者は延べ約4,800人を数える。数々の個性的な教育で知られ、蘭学者・高野長英や兵学者・大村益次郎など、歴史に足跡を残した人物を輩出。昭和7年に国指定の史跡に。シンプルな造りに当時の純粋な学究心がしのばれます。