僕は、包丁が苦手です。
生まれもって「血」がダメな僕は、血を連想させるナイフや包丁類が
一切苦手な体質をしております。

そんな僕が、昨夜
愛する嫁のため
生まれて初めての『手料理』なるものを作ってみました☆

ずーーーーと、お店が忙しくて
２月も日曜日返上で働いていたので
ここにきて、愛する嫁のイライラが爆発しそうだったので

「おい、みてくれ、この俺を！こんな危険を犯してまで
　君を喜ばそうとしているんだぜ！」
と嫁にアピールするため
本当に危険な、包丁を使った手料理の成果とその報告を
この日記でしておこうと思いまする。


何度も言いますが

『僕は血が苦手』です。

それも、ちょっとやそっとの苦手レベルじゃありません。
間違いなく『ショック死する』レベルで苦手なんです。

これは、ある種の「恐怖症」の１種でないかと
勝手に想像していますが
とにかく、血を見たり想像したりすると
ショック死します。

ここ、料理のポイントなので忘れないで欲しいです。

昔、チャリンコ（自転車）で歩道を猛スピードで走っていて
壁と電信柱の間を通る時に
「大丈夫かな…まぁ、何とかなる…」
と思っていたら、壁と電信柱に自転車のハンドルが挟まりまして…
もう
それは見事なまでに挟まりましてね
もう
綺麗に投げ出されたわけですよ、僕は。

幸い、指に１針縫うだけの怪我だったんですが
この１針縫うだけの怪我なのに
僕は病院に運ばれて、一時、緊急治療室（？）みたいな所に入れられ
「もすもすさん、しっかり！」
と看護婦に手を握られるたびに
手から血が
「ぴゅー」と出るわけで…
それを見て、さらに僕はショックが大きく
気を失うわけで…

とにかく、『血』がダメな、ダメダメ男なんですね

そんな男が震える手で包丁を握り
トマトを切っているんだから

もう、愛です

これは、間違いなく、死をかけた
いや、死を超えた愛なのです。

何故なら、僕が１人でトマトを切っていて
万が一
「あ…指を切っ…」
なんて事になったら、僕はその場で間違いなく１００％卒倒です。
しかも、誰も救急車を呼んでくれないんだから
出血死ですよ…

ある意味、ギネスですよね
トマトを切って、大量出血死。

そんな風景を想像しながら、あえて、そのリスクを犯しながら
僕はトマトを切ったのです。
すごいでしょ、僕。

わかんない？


しかも、トマトですよ？　トマト

トマトって、切った事あります？

このトマト野郎って、意外と水分が多くて、めちゃ難しいんですよ
すぐに
「ツルッ」
ってなるんです。


もう、ドキドキですよ


包丁を持つだけでも心臓麻痺寸前なのに
「ツルッ」「ツルッ」ってなるトマト野郎が
生まれて初めての
料理の相手だなんて…

身なりは「スライム」みたいなのに
スタートして、いきなりボスキャラみたいなもんです。
「え…」
って言ってる間に死にます。


でも、切りましたよ…

気が遠くなる程の時間をかけて
やつを、メタメタに切ってやりましたよ！

トマトを３つに切るのに「１０分」はかかりました（真剣です）

それを３つ作ったので、計３０分も僕は包丁を握って
命のやりとりをしていた訳です。

記録ですね


素晴らしい記録です。


嫁に食わせました。
最初は「俺の手料理で感謝するはず！」と思って始めたのですが
ほぼ強制的に
食わせました。

その後、なんか『ドッ』っと疲れが出て
食器とか洗わずに寝てしまったけど
朝起きたら綺麗になっていて

なんか、嬉しかった


食器を洗うだけでも助かるのね…

あー主婦に近づく、この１歩。

世のお父さん方
片付けだけでも嫁は喜ぶ。

今回、意外と美味しかったので
命をかけた手料理だけど
暇な時間を見つけて続けようと思っています。

極力、包丁は使わないけれど
「少し使うよ」
という程度の料理があれば、是非、教えて欲しいです。

作った感想は、随時、報告して参ります。

===========================================
命の手料理　Ｖｏ．１
：料理名：
ベーコンとトマトのチーズ炒め？

《料理方法》
1.フライパンにバターを塗る
2.ベーコンを「カリカリ」になるまで炒める
3.ベーコンの上にスライスしたトマトを乗せる
4.塩・胡椒を多めに
5.トマトが「やんわり」してきたら
　とろけるチーズを乗せる
6.チーズがとろけて、トマトと絡まったらできあがり♪

《感想》
僕と同じ体質の方は、トマトは予め、切っておく事。
そうじゃないと、時間がかかりすぎてベーコンが焦げます。
ベーコン・トマト・チーズを一緒に食べると美味です。

血を見る危険度：☆☆☆
美味ですか？　：★★★★★

============================================