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2008.09.14
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カテゴリ:こども・家族

息子の得度式が終りました。 

得度といえば、仏門に入る儀式です。

おめでたい式ではありますが、母親としては何とも複雑な心境でした。

今回師となるのは実の父親ですし、儀式としての意味合いが強いものですが

本来の意味からすると、親子ではなくなる出家の儀式ですから。

 

ところで、得度とはちょっと違いますが、

こどもが生まれると、お七夜、お宮参り、お食い初めに初節句、

初誕生、七五三や誕生日、学校の入学卒業・・・

成長の節目節目に、色々なお祝いがあります。

 

こどもの成長は、階段をひとつ上って休憩したり、

難なくトントンと駆け上がってしまう時もあり、

座り込んで動かなくなるともあり・・・

でも、一段上るととても晴れやかな気持ちになったり、ちょっと違う自分に出会ったりする。

なだらかな坂道を進むのとは違って、

やはり階段を上って行くことに似ている気がします。

 

昔から習慣として続けられてきたこどものお祝いは、

たくさんある節目を意識するためにも大切にしていきたいと思っています。

毎回、盛大にカッコよくとはいかなくても、何かのカタチでね。

そして、こどものお祝いは、実はこどもの成長に感謝するということだけではなくて、

親としてのあり方を確認することにも繋がるのだとも思います。

親としての心構えだなんて、重たいようですが、

こどもが小さいころは、物心ともに親子の距離が近いがために、

意識しなくても、守るべきものとしてこどもが存在していましたが、

学齢期に入って、とこども自身の世界が広がり、

親としての自分を意識する場が、少なくなっているからこそ

ちょっと立ち止まるきっかけとしておきたいと。

 

得度の前日に12歳の誕生日を迎えた息子は、

見るからにエネルギーを扱いかねているという時もあって、

身体の中に大風が吹いたり、

ガラスのように固くなったり、ふわっと優しくなったり、

心と身体のバランスを保つのが難しい時期に差しかかって来たようです。

こんな時期に、得度式という息子を客観的に見る場をいただいて、

何だかこの子の母親であることが、不思議に思えたりしたのです。 

 

当の本人は、たくさんいただいたおめでとうの言葉に

得度ってそんなにおめでたいんだぁ~とのんきな事を言っていましたが、

今すぐは見えてこなくても、彼の心の中にも何かが刻まれているのでしょう。 






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Last updated  2008.09.18 11:37:53
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