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2006/12/26(火)05:44

豊かな自然は水が育む

蒲郡の紹介(66)

今日は蒲郡の水事情について書いてみましょう。何度も登場している私の勤める蒲郡市民病院、何の変哲もない風景だが、後に五井山(454.2m)があり、そこから発する西田川は年中水が枯れることはない。竹島付近で三河湾にそそぐ。その水を使って田圃もまだ作られている。川にはクレソン(オランダガラシ)が生えている。10cmくらいの小魚がいっぱい群れをなして泳いでいる。オイカワウグイ(鉄平判るかな)夏には鮎も上ってくる。ウナギやハゼも河口付近で獲れる。五井山の裏側、音羽町には聖徳太子の昔から水が枯れたことがないという岩清水の出る枡井戸がある。蒲郡には、他に遠望峰山を発する落合川、三ヶ根山を発する拾石川があり、落合川にはこんなところもある。後に山があって、降った雨水を貯めておいてくれるから、川が年中枯れることなく流れており、豊かな自然が育まれる。一時期、川が汚れ、三河湾の汚染が進んだことがあった。そのほとんどは家庭から流れ出る生活排水である。今では下水道も完備し、直接垂れ流すことがなくなり、川も少しづつ昔の清水を取り戻し、鮎も戻ってきた。私の故郷、知多には高い山はひとつもない。だから水には昔から困っていた。溜め池がたくさん作られていた。小学校のころ愛知用水が出来て、水道というものが始めて家についたとき、綺麗な透き通った水が出るので感動したことを憶えている。それまでは井戸水で濁っているのが当たり前だった。でも竹内家の井戸は昔から綺麗で今も飲料水として使っている。

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