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2009/11/22(日)23:07

大澤鉦一郎展→お宝発見

人物紹介(42)

英訳 英語で読みたい方はここを押して見てください。  今日の午後は知多市歴史民俗資料館に大澤鉦一郎展を見に行きました。大澤鉦一郎(1893-1973)は知多市ゆかりの画家で、岸田劉生(1891-1929)と同時代に活躍しました。この地方の最近の画家はほとんど皆、大澤先生に教えを受けています。何を隠そう、この私も保育園から小学校の2年くらいまで、知多市大草にあった大澤先生の自宅に週1回絵を習いに行ってました。1955-1957年頃の話です。名鉄電車に長浦から乗って、大野で降りて歩いて行ったような気がします。行くと、たいてい静物画を描かされました。遊びたいさかりでしたから、早く済まして帰りたかったのですが、なかなかOKを出してくれません。「絵を描くときには対象をよく見て描きなさい」というのが口癖で、「3分みて1分描きなさい」と教えてくれました。その教えは今でも自然観察に役立っています。女房が家に大澤先生の絵があったはずだと言うので、土蔵の長持ちの中を引っ繰り返して探してみました。ありました初期の細密画のような写実的な画風から印象派の影響を受けて変わって来た頃の作品で多分1930年前後の作ではないかと思います。この頃知多市新知に住んでみえましたので、多分新知の美濃川あたりの風景ではないかと思います。やはり横須賀高校時代に大澤先生の教えを受けて、デザイナーの道に進んだ幼馴染みの克君に見せたら、間違いなく大澤先生の絵で多分100万くらいの値がつくのではないかと言ってました。

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