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2010/09/03(金)03:09

吸蜜植物

昆虫(2906)

蝶の食草は図鑑を見ると必ず載っています。でも吸蜜植物はなかなか載っていません。食草が近くにあって発生の時期に丁度咲いている植物ということになりますが、特定の蝶に特定の吸蜜植物という関係も確かにあると思います。蝶の写真家としてはやはりその蝶が好んで吸蜜に訪れる植物を知ることは重要です。一番の組み合わせはアサギマダラとフジバカマでしょうね食草のキジョランは近くにないのにクマリンの匂いに惹き付けられて渡りの前にはこのように集まってきます。対馬でこれはという吸蜜植物はシソ科メハジキ属メハジキでした。アゲハ、モンシロチョウ、チャバネセセリ、イチモンジセセリなどがたくさん集まっていました。キツネノマゴにヤマトシジミ、イチモンジセセリという組み合わせもたくさん見ました。ボタンヅルにアオスジアゲハ、モンシロチョウという図もありました。あれっ、ちょっと待って下さい。このモンシロチョウどこかおかしい拡大して見ると、後翅外縁翅脈端に黒点がありますね上のメハジキに来ているモンシロチョウとは明らかに違います。よし、これは日本で対馬だけに土着しているというタイワンモンシロチョウに訂正します。これで、シルビアを除いて、目的の蝶はすべてゲット出来たことになります。場所は県道178号線の念仏坂トンネルの少し佐須奈よりの杉林周辺でした。トウワタにキタキチョウ、ハエドクソウにツシマウラボシシジミという組み合わせは割と新鮮に見えました。

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