2017/05/29(月)05:42
87歳の少年(@_@)
27日は年に一度の高橋 昭先生を囲んで、YOSの会(Y:山に登り、O:温泉に入り、S:酒を飲む)があり、私も参加して来ました。
足助支所で集合 posted by (C)ドクターT足助支所前の駐車場に9:30~10:00に集まりました。 私を入れて総勢11人でした。世話人の亀山先生が説明をしています。
碁盤石山登山口 (3) posted by (C)ドクターT高橋先生は御年87歳、2月には肺炎で入院されまだ十分回復されていないようでしたが、皆と一緒に登ります。
胸突き坂を登る (1) posted by (C)ドクターT最初のきつい登り胸突き坂です。
中間登り口 (1) posted by (C)ドクターT小一時間登ると、林道に出てここが中間登り口になります。ここまで車で来ることも出来ます。高橋先生も元気にアカヤシオを観察してみえます。
碁盤石 posted by (C)ドクターTそこから30分ほど登ったところに名前の由来となった碁盤石がありました。昔この山に棲む囲碁自慢の天狗が、麓の囲碁名人とこの碁盤石で囲碁を打ち7日7晩戦ったそうです。囲碁は結局麓の囲碁名人が勝ち、怒った天狗が碁盤石をひっくり返したそうです。囲碁の上達を望むものは7日この山に登って碁盤石を拝むとよいそうです。
天狗の庭で小休止 (2) posted by (C)ドクターT高橋先生は皆が休憩している間も網を持って蝶を探して見えます。(奥の方に小さく写っています)富士見岩で昼食休憩をしている時、私はスミナガシ、ヤマキマダラヒカゲ、ミヤマセセリなどを捕りましたが、高橋先生に見せると、ヤマキマダラヒカゲは♂しか見たことがないと言います。愛知県に棲む約100種類の蝶の中でまだヤマキマダラヒカゲだけ卵・幼虫を観察していないので、是非♀を採集して卵を産ませたいと仰せられます。私が採集した3頭も全て♂でした。ところが、高橋先生がちょっと見えなくなったなと思ったら興奮して戻って見えて、「今、そこでヤマキマダラヒカゲの♀が葉裏に停まっていて、そこに♂が来て交尾しようとしていた。それをネットインしようとして取り逃がした。初めて、ヤマキマダラヒカゲの交尾行動を見ました。」と少年のように話されました。高橋先生は名大神経内科学講座の初代教授ですが、蝶の世界でも大家で、日本鱗翅学会の会長もされ、1970年代には日本産蝶類生態図鑑(全4巻)の編集もされました。
胸突き坂を下る (3) posted by (C)ドクターT全員無事に下山することが出来、・・・。
どんぐりの湯 posted by (C)ドクターT稲武の道の駅まで戻って、どんぐりの湯で温泉に入って汗を流しました。その後私は車を置きに一度家に戻り、それから電車で大須の❝まるけい❞まで行きました。
S(大須まるけい) (9) posted by (C)ドクターTまるけいでは酒を酌み交わしながら自己紹介をしました。Sだけ参加の人もいて全部で20人近く集まりました。弟も盛岡での講演を終わって駆け付けました。
S(大須まるけい) (16) posted by (C)ドクターT最後に高橋先生の神経内科学のミニレクチャーがありました。高橋先生は神経内科の生き字引で、昔講義の途中で頭が痛くなり、嘔吐した学生を診察して「話を聞いただけで診断がつきました。君の病気はクラシカル・マイグレイン(片頭痛)です。」と言い、感動したその学生は神経内科を専門にして、その先生も来て見えました。また弟は最近診断のつかない患者を診ていて、高橋先生に対診を仰ぎ、見てもらったら「この方はガルサン(おもに頭蓋底に発生した悪性腫瘍によって広汎に片側の脳神経がおかされ,一側性に脳神経総麻痺をきたしたもの。 1927年にフランスの神経外科医 R.ガルサンが片側性脳神経総麻痺症候群と名づけたが,のちにガルサン症候群と呼ばれるようになった。)です。 」 とたちどころに診断をつけたそうです。高橋先生には僭越ながら私の著書「100歳健康法」を贈らせていただきました。