2019/09/08(日)08:02
ツシマウラボシシジミを探して・・・(~_~)
ツシマウラボシシジミは9年前の8月31日、上対馬の松原自然公園の奥の林道で見て写真を撮りましたが、その後何回行っても会えません。今では東京と兵庫と長崎で棲息域外継代飼育が行われていますが、やはり自然状態での観察がしたいと言うことで今回も対馬へ行きました。
ヌスビトハギ(対馬) (2) posted by (C)ドクターT
食草は対馬に自生するヌスビトハギです。でも鹿の食害で自然状態ではほとんど見られません。シイタケ栽培のために鹿が入らないように囲ってある林床にわずかに見られるだけです。シイタケは対馬の名産でよいドンコは結構よい値がついています。でもシイタケの原木は3年くらいで駄目になるので、終わったところは放置されて鹿が入り込んで食べてしまいます。絶えず新しい場所を探してツシマウラボシシジミも移動しているのでしょう。10か所以上見て回りようやくヌスビトハギが生えている林床を見つけました。
ヌスビトハギ(対馬) (1) posted by (C)ドクターT
ここでもツシマウラボシシジミは飛んでいませんでしたが、少し古い食痕がついているヌスビトハギがありました。ここではもう発生した後なのか、今蛹の時期なのか判りませんが、いることは間違いないと確信しました。後はタイミングの問題でしょう。
ヌスビトハギ(家) posted by (C)ドクターT
ところで、家の裏庭にはヌスビトハギが蔓延って困っています。対馬のヌスビトハギとは葉の形が違って外来種だと思いますが、・・・。
ヌスビトハギ(対馬) (5) posted by (C)ドクターT
ヌスビトハギは種が衣服にくっつくいわゆるくっつき虫ですが、その名の由来は牧野富太郎博士によれば、盗人が抜き足差し足で歩く時に着く足跡に種の形が似ているからだそうです。
ツシマウラボシシジミ posted by (C)ドクターT
これが9年前に松原自然公園の奥で撮った写真です。
ツシマウラボシシジミ♂ posted by (C)ドクターT
この時には♂も♀も2~3頭が飛んでいました。