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2007.12.15
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大岡昇平さんの「野火」を読了。




「肉食と人喰はどこが違うのか」


とても怖かった言葉です。

この本を読んでしまうことで、何かが変わってしまうのでは。

と恐怖感を抱きました。



内容は、

1944年、

太平洋戦争末期の日本の劣勢が固まりつつある中でのフィリピンのレイテ島戦線が舞台。

死の直前における人間の極地を描いた作品。

作者が、レイテ戦に生き残った兵士から聴いた話を元にこの小説を書いたといわれています。

作者の大岡さんは、レイテ戦には参加していませんが、

ミンドロ島で米軍の捕虜になったという経験があります。



かなりキリスト教的な思想がありましたが、

仏教的な思想も組み込まれていて、不思議な感じがしました。


ただ、終盤の描写は大変キツかった。

どうしても頭の中で映像に置き換えてしまうので、嘔吐感を感じました。

なので、終盤は所々飛ばしながら読みました。


そして、終盤にあった、


「現代の戦争を操る小数の紳士諸君は、それが利益なのだから別として、

再び彼らに騙されたいらしい人達を私は理解できない。

恐らく彼らは私がフィリピンの山中で遭ったような目に遭うほかはあるまい。

その時彼らは思い知るであろう。

戦争を知らない人間は、半分は子供である。」


という文章が、とても印象的で、心にズシッときました。

「もう二度とこういうことを起こしてはならない」と意識しながら読みました。

ただ、平和でいつづけるのは、とても難しいことだと思います。

実際に世界では紛争が起こり続けています。

「我々は、もう二度と過去の過ちを犯してはならない」

と意識することだけでいいのでしょうか?

少しだけ無常観を抱きます。

我々は、受動的に平和を待つのではなく、能動的に平和をつくらなければ。


この小説を読み終えた時、偽善的ながらそう思いました。








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Last updated  2007.12.15 07:40:43



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