題未亭

2005/05/06(金)21:53

なんだかすっきりとしない中・・・

F1(477)

先日来のBARの規定違反問題は、BAR側が提訴を模索していたものの、時間的な問題からこれを断念、スペインGPの欠場が決まったようです。 BARゴールデンウィークに敗れる・・・(鈴鹿スペシャルさん) なんだかすっきりとしない状況の中、この問題は決着するのでしょうか?自分の気持ちの中でも、双方の主張に対してすっきりとしないものが残っています。 BARが明確なレギュレーション違反では無いとする要因は、他のカテゴリーでは明記されている、最低重量は燃料を抜き取った状態で確認する。という一文が、F1の規定には抜け落ちているという点にあるようです。BAR側の発表によると、この点の不備に関してFIAも認めたということらしいです。個人的にはこれは意外でした。マシンの最低重量は乾燥重量で計測するのが基本と理解していたからです。ただ、この点に関しての判断は悩みますね。 規定に書かれていないのだから、違う解釈をしても良いものなのか。当然のこととして書かれていない、または、過失により書かれなかったが、皆が認識している事を、つくことが良いのか? いずれにしろ、この2重のタンク構造をあえて採用し,燃料をバラストとした理由というのはなんだったのでしょうか。バラストはマシンのセッティングの面でも重要な要素となるべきものでは無いでしょうか。それを、移動することのできない燃料タンクとする理由は?バラストが液体である燃料とすることのメリットは?そして、その裁定のタイミングは何故今だったのか・・。 なんだかすっきりとしない中、スペインGPは開幕しました。そして、BAR・HONDAの2台は走りません。琢磨はいないのです。 スペインに到着しながら、走ることなく去らねばならない彼らの気持ちはいかなるものか?そして、今回の問題に対して、公に発言することの無かった、ホンダのスタッフ達の気持ちは? この釈然としない無念の気持ちは、5月29日決勝のヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)で爆発させましょう。昨年のレースでは琢磨のアグレッシブなドライビングに大いに盛り上がりました。あの勢いを再び実現してもらえると信じて、スペイン、モナコの2レースを我慢しましょう。 いつも開幕時にチェッカさせてもらう、けんさわさんの「サーキット便り2005」も、9時現在まだ書かれていません。現時の空気を知るには一番のサイトなんですが・・・。おそらく日本の報道関係者は、この問題への対応で大変なのでしょうね。また更新を待ちましょう。 他のモータースポーツblogの意見は? 別館・All for WIN ! もよろしく!

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