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テーマ:相撲(1888)
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さて、最近ちまたで最もHOTな話題といえば、若貴問題に他ならないわけですが。まさに、
裏・第二次若貴ブーム の様相を呈しているわけで。 ここまでくると、夫婦の離婚問題と一緒で、どっちがいいとか悪いとかそういうことは無いと思うんですよね、個人的には。ただ決定的に2人の相性というか、考え方とかが交わらなくなってしまった結果、というわけで。 基本的に若は上手い。世間を良く知っていると思う。 彼は今タレントだから、イメージが重要なわけで。俺自身、彼がイメージ通りのほんわかいい人キャラだとは思わない。単なるいい人が横綱という勝負の世界の最高位になれるわけがないし、彼は体が恵まれていたわけではないですから。工夫とか頭を使って、最高位まで上り詰めたわけで、頭はいいんですよ。 角界をあっさりと去って、タレントに転身する前も、NFLなどに挑戦して衆目を集める。さらにはちゃんこ屋などで実業家としても成功しつつあり、遺産でゴタゴタやるよりは、すっぱり切ってああ、お兄ちゃんはやっぱりお兄ちゃんなんだな、とイメージ回復に向く。さらに自らクチを開くことなく、弁護士を通しての手法も、実業家として十分な資質を持っている証かと。 まあ裏ではお兄ちゃんも、相当やってたと思いますがね。年寄り名跡を貴に買えといったのは本当でしょうし。でなければ、この時期にいきなり相続放棄、それが父との約束だったなんて説明を鵜呑みにするほど、世間は単純じゃあありません。 しかし一方の貴は、なんて言うか・・・一本気というか、世間知らずというか。 彼はもう、自分の世界を作ってしまっていると思うんですよ。そしてその世界を犯されることに関しては、頑なになってしまうのではないかと。 もともと正当派の横綱として、ストイックなまでに自分の相撲道を突き進んだ人ですから。若の変化のある相撲を批判していたのも、自分の世界観にそぐわないからだったでしょう。例のマッサージ師の洗脳騒ぎの時に、兄があいつは怪しいと忠告したにもかかわらず、その先生を信じて疑おうとはしなかったのもそう。今回の件で、自分がマスコミに暴露しはじめたにも関わらず、若がマスコミを通じて相続放棄を持ちかけると、マスコミを使うのはおかしい、などとロジックの合わないことを言い始めてしまう。 あの妙ちくりんな髪型、激やせ・・・とにかく、他人が見たら「あれ?」と思うことでも、彼はやってしまう。それは自分の世界観にそぐうことだから。そして、相撲界では誰も彼に意見出来る人なんかいないから。 だからどちらがいい人か、という議論になれば、貴だと思うんです。彼はあまりに純粋すぎるから、トンチキなことをしてしまう。 相撲を愛する彼は、現在低迷している相撲界を救おうと、タニマチ制度を廃止したり、積極的に子供達とかかわるなど、相撲界を変えようとしている。それが頭の固いお歴々からすれば、煙たがられることだとしても、彼は彼の相撲道を突き進もうとしているのです。 彼の根底が相撲道にあるだけに、一般の常識が通じなくなってしまうのは、必然かもしれません。 そして、一般社会に適応しようとする若とは、もはや2次元と3次元のように、世界そのものが理解できなくなっているんではないかな。 悲しいことですけどね。彼らの仲が回復することは、もはやないでしょうねえ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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